ベル「引き続き箱根統括龍王のベルナデッタです。前回のひきこもり問題について私が語った記事は反響をいただき、嬉しく思っています」
ベル「今日も新聞記事のご紹介から話を広げていきたいと思います」
「甲子園V元主将 強盗致傷で有罪」
クロム「甲子園のエースがなぜ……って話だな」
ベル「スポーツ大学でお馴染みの大学の野球部に入部したものの、いわゆる悪しきしごきの慣例に耐えられず退部。大学も退学し『引きこもってしまった』と」
ベル「まずお伝えしたいのは、性格が甘えん坊だからとか、メンタルが弱い人がひきこもりになる、という言説は完全に誤っているということです」
クロム「ガチガチの体育会系の子が折れてしまった、と」
ベル「むしろ、普段から精神的に強靭だと思われている人の方が、精神的に折れやすいです。精神科医は『しなやかさ』という言葉でよく例えています。木の小枝は、強風を受けて大きく揺れても折れることはないですよね。しかし、太く立派な木の幹は、同じ強風で根こそぎ折れてしまいます。人間のメンタルについても同じことが言えるのですね」
クロム「野球がない自分には価値がない、という考え方が染みついてしまっているのが問題だな。たとえしごきを受けた大学野球部で上手くやれたとしても、その後人生に行き詰まってしまっただろう」
ベル「誹謗中傷ではないのですが、その典型が清原和博選手ですよね。年齢的にプロ野球の第一線で活躍するのが難しくなり、野球がない自分には何があるだろうと葛藤されているうちに、覚せい剤に手を出してしまった」
クロム「今、必死に更生しようと頑張っているから、それは応援したいけどな」
ベル「野球選手に限りません。プロスポーツ選手は、第一線を退くとその先のライフプランがない。メディア界、芸能界と結託して芸能人になったり『ニュースのコメンテーター』になる方がとても多いですが、いずれも評判悪いですよね」
クロム「上から目線で不快に感じられるのを承知の上で、ニュース番組・ワイドショーに元メダリストというだけでコメンテーターに起用しないでほしい。コメントを司会者に求められても、分析力が全然なくてコメントの価値が感じられないのだもの」
ベル「ただそれは、元メダリストがふんぞり返っているのが悪いというよりは、前回お話したように、プロスポーツ選手を引退して一般人になるのが難しい日本の社会構造も元凶です」
クロム「欧米に比べて、日本人は生き方のレールが一本だけで複数用意されていないんだよな」
ベル「私たちはいつも『徴兵制部活動』という言葉で週7日休みなく強制される中学校・高校の部活動に批判的ですが、それはプロスポーツ選手でなくても、部活の大会で優勝するとか、そういった勝利至上主義の価値観に同意できないからなのです」
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