箱根を統括する龍神・ベルナデッタと彼女の祖父である天使長エマニュエルが読んだ本についてざっくばらんに語るシリーズも早くも12回目を迎えました。

ベルナデッタ「脱線せずに早速参りましょう」

 

「『謎』の進学校 麻布の教え」

エマニュエル「麻布、1回だけ行ったことあるけれど、校舎の汚さには驚いた。というか、それしか印象に残っていない。教室に面した廊下に、サッカーボールの泥跡が無数についていてさ。「こんなところでサッカーやるなよ」って思った。それを是認する教師たちもすごいと思ったが」

ベルナデッタ「おじいさまの学校にもありましたけど、麻布にも女性教員いじめは存在するようですね」

エマニュエル「ああ、俺の学校にもあったな。女性の非常勤講師が来ては、1年契約満了を待たずに退職。教室に入れないようドアをロックされて、そのまま泣きながら職員室に帰っていった若い女性教師のことは今でも覚えているな」

エマニュエル「でも麻布って、開成に比べると、あんまり若い世代の著名人を輩出していなくないか?年輩の方だと橋龍さんとか、著名な政治家が何人も麻布出身だが。最近の若い方は、たとえば東大王の方は開成高校出身者が多い印象がある」

ベルナデッタ「確かに、麻布出身の若い世代の方をあまり聞きませんね。あくまで私たちが聞かないだけで、活躍されているのでしょうが」

エマニュエル「この本を読んで、ゴミをゴミ箱に捨てないのはあり得ないと思った。教室の一番後ろにポイポイ放り投げるんだって。それは人間としての礼節として、麻布らしいと黙認せずに指導すべきだと思う」

ベルナデッタ「人間としても天使の自由主義を信念に置いているおじいさまが「教師が指導しろ」と思うのだから、よほどですよね」

エマニュエル「確かにな。俺は公立中学で行われている理不尽な校則指導など大嫌いだが。麻布はちょっと逆の方向に極端な気がする」

ベルナデッタ「麻布の今の課題として、入学してすぐに不登校になってしまう子がいて、その子たちをレールに戻すのに苦慮していると」

エマニュエル「中学受験で燃え尽きてしまうのだろうな。無理矢理麻布を受験させた親の責任が大きいと思う。毒親と言ってしまうのは簡単だが……」

エマニュエル「俺の好きな教育ジャーナリストのおおたとしまささんも麻布出身だったな」

ベルナデッタ「池上彰さんと宇沢弘文先生には、御子息を武蔵高校に通わせたという共通点があるようです」

エマニュエル「おっさんは武蔵の教育を高く評価しているんだってな」

レオン「なんだかんだで池上彰さんとは価値観が似ていたのだろうね。あはは」

エマニュエル「中学受験の塾って、成績順にクラス分けされるじゃん。俺が通っていた頃『上から二番目のクラスでも武蔵に合格しているんですよ』ってスタッフがアピールしてた」

レオン「御三家ではあるけれど、偏差値は抑え目だからね。それに、上から二番目のクラスと言っても、きっとそのクラスで万年1位だったのでしょう。あんまり二番手層に夢を持たせない方がいいよね」

エマニュエル「以前も書いたけれど、御三家に行ったからと東大をはじめとする合格が保証されるわけではない。御三家でもまぐれ合格してしまったような子は、浪人してMARCH、という子もざらにいる。ああ、大学をヒエラルキーで見るのは俺らしくないかもしれないけれど、やっぱり受験は身の丈に合った学校を志望するのが大切だと思う。中学、高校、大学、みんなそう。まぐれで実力不相応な学校に合格、進学してしまうと、授業についていけず苦労するだけではなく、友人関係で下層のヒエラルキーに置かれてしまって、さらに悪いといじめ、いじりのターゲットになって辛い思いをすることになる。これは俺が見た体験談だな。チャレンジ精神も大切だけれど、80%偏差値を安定して超える学校を堅実に第一志望にすることはもっと大切だと俺は思う!」

 

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