クリアリ、あるいはキルワユの娘、ベルナデッタです。

テレビで報道されている通り、箱根に観光客が押し寄せていて私たち箱根の白龍族は迷惑を被っています。

視聴率が取れるのでしょうか、最近はやりのバス旅でも舞台になるのは箱根ばかり。

箱根は白龍族が静かに暮らす地で、観光地ではありません。

GOTOトラベルの対象外地域にしていただきたいと思います。

それでは恒例のブックレビューに参りましょう。

「自主独立とは何か」

ベル「敗戦からGHQ統治時代の日本の歴史、政治史について詳しく書かれている良書……といいたいところですが、刊行にあたって自民党の支援を著者が受けたとのこと。あとがきにちらっと書かれていました」

エマニュエル「本当に、最後にちらっと、ね。谷垣さんをはじめありがとうございました。って。それで新潮選書なのかと納得がいったよ」

ベル「文春、新潮は週刊誌のスクープを連想される方が多いと思いますが、基本的に保守、権力寄りの出版社です。本の媒体問わず。そのことを留意しておくと読書の時に役に立ちますね」

エマ「出版社の政治的立ち位置を押さえて置くことは、読書にあたって一番大切なことだと思う」

ベル「出版社を見なくても、今新刊書コーナーに置かれている韓国についての本は、殆ど右翼が書いた悪口本なので、手に取るまでもないです。非常に偏っているので買わない方がいいですよ」

 

「未来の医療年表」

ベル「皆さんも親族に一人でもいれば分かるでしょうが、がんは言われているほど2020年時点でも生存率が高くない病気です。血を吐きながら苦しんで死ぬというのもステレオタイプで、実際は他の疾患と同じように徐々に弱って静かに亡くなる病気でもあるのですが。でも、がんの治療が劇的に進歩すると、それが本当に良いのかどうかは置いておいて、日本人の平均寿命はさらに上がることと思います」

エマ「著者は10年~15年の間にがん細胞だけに攻撃する治療薬が開発、主流となってがんは克服できる病になると言っているな」

ベル「そうなるといいですね」

エマ「全身がんを公表している高須クリニックの院長さんの辞世の句のような投稿が話題になっているな」

ベル「楽しい人生だったな、ですか?」

アルト(ルシフェル)「でもあの人、変な人じゃん。僧侶になりながらフリーメイソンにも入っているし、右翼的な活動もしているし。フリーメイソン当事者として(勝手に当事者に祭り上げられているだけだけど)僕は高須さん好きじゃないな」

エマ「色々な見方があるのだろうけれど、バイタリティ溢れる方だけに、まだ75歳で辞世の句というのは、寂しい感じがするな」

 

エマ「人間として、私の周囲でも60歳前後でがんでお亡くなりになられる方がとても多い。統計は本当なのだろうが、相次ぐ若すぎる訃報を聞くと『本当に平均寿命80歳超えなの?』と疑ってしまうことはあるな」

 

「アフター・リベラル」

ベル「リベラルな価値観がスタンダードでなくなり、権威主義的な体制が全世界ではびこるという若干悲観的な本でしたね」

エマ「ブラフマンの化身、池上彰さんがトランプ大統領の再選を阻止したことで潮流は少しは変わるのかな」

ベル「『運命を変える!』ですね。笑」

エマ「そうそう。おっさん、俺の決め台詞をパクって実行したの。笑」

ベル「安倍政権が終わって菅政権になってもネトウヨの跋扈と権威主義的な体制に抗わない国民性が変わらないように、アメリカもトランプ的価値観が衰退することはないでしょう」

エマ「冷戦が崩壊してリベラルで平和な世界が待っていると世界中の知識人が楽観していた1990年代が懐かしいな」

ベル「まぁ、人類も螺旋のように進歩と後退を繰り返して進んでいきますから。この本の著者のように悲観的になり過ぎもせず、神々はこれからもそっと人類を見守っていきましょう」

エマ「対談形式で語っているとあっという間に字数だな」

ベル「討論形式で視聴率を取っている、坂上忍の『バイキング』みたいな?」

エマ「息子のユーくんが嫌っている立川志らくにしても、テレ朝の玉川徹にしても、嫌っている人もものすごく多いけれど、どれもそれなりに視聴率が取れるってことは、好きな人もいるってことなのかな」

ベル「どうなんでしょうね。ワイドショーはたくさんやっているけれど、どのチャンネルの司会者も嫌だ、と言っている人も、多いですよ」

エマ「好き嫌いはっきり分かれる時代。それを代表するのがトランプ大統領なのだろうな。あんまりいい時代ではないなぁ」

 

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