この前参加した東京都区俳句協会の吟行に(スポーツの日)参加してきた。
会場は石神井公園(しゃくじいこうえん)という練馬区にある風情のある公園。
かつて太宰治や坂口安吾、檀一雄、中原中也、井伏鱒二らの文人が良く訪れていた公園。
俳句の方でも虚子が句会を設けたり、他に短歌の歌人、芸術家・文人が多く集ったところだ。
 
「参加」で申し込んでいたのに「スポーツの日」10月9日月曜日は関東地方一日中雨予報だった(因みに昔どおりの10月10日だったらお天気良かったのに~誰だ連休の経済効果だけで祝日を変えた奴はムカムカ)
 
前の晩から娘に
「こんな雨じゃ無理だよ。やすんだほうが良いよ」って繰り返し言われて
正直迷ったけど、誘ってくれた人も他の参加者も師匠もみんな私よりずっと高齢者
もし「天候が悪くて欠席」なんて言ったら「一番若いのになんで?」と言われかねないし、
逆に多くの参加者が「欠席します」ってなったらなったで申し訳ない。
誘ってくれたSaraさんはこの会の役員だしねぇ。
雨にあまり濡れないで済むルートを確認して、一番濡れそうな我が家から最寄り駅へはタクシーを呼んで出発。電車二本乗り継いで石神井公園駅に集合。
 
なんとなんと駅に集まった人数だけで結構な数。
さらに現地集合や先に会場で準備していた人も加えると、おやまぁ44人。
欠席者は2名で、当日参加も2名だったから、予定人数ぴったり!会場満員!
 
昔から俳人には悪天候はないと言われていて、雨なら雨の句、雪なら雪の句、猛暑なら猛暑の句・・・なんだそうだけど、そうは言っても足下が悪いと還暦過ぎには辛い。
猛暑も辛いが寒いのも辛い。
 
ましてこの公園、メインは東西に長い池と武蔵野の雑木林。
実際雨でびしゃびしゃだし寒いんで、一緒に歩いた二人と一緒にショートカットして
先に句会会場に避難。お陰で美味しいとの評判のうどん屋さんでランチがとれた。
この辺り、ハレの日はうどんを打って祝ったそうだ。
 
で、すっ飛ばして
結果である爆  笑
 
44名が二句ずつだして計88句の一覧から参加者は五句選ぶ。特別審査員は九句と特選一句を選ぶ。
 
私はひとつの句が5点貰えて16位
賞品は「須磨の焼き海苔」が一畳爆  笑爆  笑爆  笑
もう一句は見事0点(>_<)
それでも
88句中16位取れたんで同人の皆さんに「来て良かったね!」と祝福された。
うん、雨にも負けず参加できて良かったー
でも一緒に歩いたMoekoさんは3位だったし、発表された20位までのうち7人が我ら鷗座のメンバー!なかなか凄い会でしょう?
 
で16位の句はこちら
 
無頼派もどんぐりの道柔らかに
 
「無頼派(ぶらいは)」はこの公園に良く通っていたいた文人たちに無頼派が多かった(太宰・坂口・檀ら)ことから。
中七下五は林の道がチップを敷かれ針葉樹の葉やドングリも積もって、一歩一歩柔らかな踏み心地だったことから。
 
師匠には
「無頼派と言って柔らかと言う転換の良さがある」
と講評されたのだった。
 
ますます精進したい。