迷走を続けている「ちむどんどん」もいよいよ終盤ですね。
練馬区では次の朝ドラ主人公牧野富太郎が
大正15年から亡くなる昭和32年まで暮らしていた家を一般公開して
昭和33年には記念庭園として開園しているので
街は一挙に「次の朝ドラ主人公の暮らした街」キャンペーン中爆  笑
 
で、私も久しぶりに記念庭園に行ってきた。
今回で3回目だから、道は大体覚えている…
と思ったけどそもそも北口と南口を間違える情けなさアセアセ
すぐにGoogleマップで確認したら…「現在普段より混んでいます」とのこと。
え?あそこが混んでいる?
あんな住宅街のはずれの、いつ行っても人のいない庭園が?
すごいな朝ドラ効果!?
 
と思いつつ行ったら、先客が7~8人いた。
これで「普段より混んでいる」と言われるって・・・
普段はどれくらい空いているかってことよ爆  笑
 
でも、私はそんな牧野先生が好き笑

 
正面玄関。受付…て言ってもパンフレットが置いてあるだけの入園無料だけど、
蚊よけスプレーが置いてあったので念入りにスプレーした。
 
 

 
庭に入ると、牧野先生等身大のパネル!
いつもはないので、これも朝ドラ効果を狙ってだろう。
私も好きなんでツーショットした。
自撮りの位置の関係で牧野先生背が高く見えるけど、本当は私よりずっと背が低い。
 
この時期、桜も咲いていないし紅葉もまだ。
さわさわとした秋の草中心で、咲いている花というと

ヤブラン

 
ミズヒキ
 
 
ヒオウギ(檜扇)
 
 

くらいなのだけど、お!これは彼岸花の蕾じゃないか!?

もう少ししたら彼岸花が楽しめそう。
 
なんだかんだと記念館に入る。
今開催中の
「牧野富太郎生誕160周年記念特別展」「牧野富太郎と万葉集の植物」
ちっちゃなちっちゃな入館無料の企画展なんだけど

 

 

 

 

例えば万葉集にある
  道の辺のいちしの花いちしろく人皆知りぬ我が恋妻は
という歌
 
いちしの花は何のことか?
これまで「いちしろく」だから白い花…ということで
草苺説・ギシギシ説・タケニグサ説などがあったけど
牧野先生は「いちしろく」は万葉集では「灼然」と書いている。
「人皆知りぬ」なんだから目立つ花のはず
ヒガンバナ説を主張した。

(原色牧野植物大図鑑より)
それで一時期はヒガンバナ説が有力となったけど、ヒガンバナの伝来時期が問題となり、今は特定できないまま、謎。
 
とか
 
山ぢさ白露重みうらぶれて心に深く我が恋やまず
息の緒に思へる我を山ぢさの花にか君がうつろいぬらむ
山ぢさって何?
これもエゴノキ説・チシャノキ説・アブラチャン説とあって
決め手がないけれど
先生は、白露に濡れて重くしだるもの・花の色が移ろうもの…
と考えてイワタバコ説を唱えた…

 

(原色牧野植物大図鑑より)

 

 

 

とかね、そのあたりの詳しいパンフレットがないから
メモ帳に必死に書いてきたのよ。
万葉の花って言っても謎が多いのね。
 
帰りにお腹がすいて大泉学園駅のスタバで新作のマロネーゼカシスフラぺチーノ
をお昼代わりに食べて
 
 
やっぱり足りないので爆笑
地元に帰ってまたあのギャラリーカフェに入った。
 
この日は800円のバジルパスタのランチセットとサービス珈琲200円。
静かに絵を眺めながらランチを楽しもうとしたのに…
一人の常連おじさんが入ってきて、奥さん(?)と大きな声でお喋りを始めた。
氷川神社のお祭り準備で忙しいって話し。
でもおじさん、「神社からお神輿が出る」って言いながら「神社の祭りじゃなくて町会のお祭りだよ」とか変なことを言っている。奥さん(?)が「秋祭り?」と聞くと「いや夏とか秋とかじゃなくて『お祭り』だよ」
 
う~ん・・・氷川神社からお神輿が出て、この時期やるなら「氷川神社の秋の例大祭」に決まっているじゃん。
このおじさんはその辺りはスルーして、ひたすらお祭り騒ぎが好きなのね。
 
本当に大きな声で、奥さん(?)もお相手に夢中になって、マスターが作ったパスタを前に
あれ?これどちらの注文だったかしら?と悩んでいる。
しかたないのでそのパスタならこちらの方ですよと教えてあげたり
まぁ地元あるあるになってしまった。
まぁオシャレだけど気さくな店なのね・・・
私も帰りにマスターに「マスター有名人なんですね!」と声を掛けた。「いえいえ」と謙遜されていたけど、サヴニャックの話しなどちょっとしてお別れした。
 
あの大声のおじさんは「お久しぶり~」と入ってきたから
そういつも来る人じゃなさそうだし
じわじわと私が常連客になってやろう爆  笑爆  笑爆  笑