お知らせしたように、今日の礼拝は
バプテスト世界祈祷特別礼拝
私の行っている教会では女性会が中心になって
世界各地に派遣されている宣教師の活動を報告する。
今年はカンボジア インドネシア シンガポール ルワンダへの宣教が報告された。
報告者は回り持ち。
大体3~4年に1回順番が回ってくる。
報告者はその国の民族衣装に身を包み・・・・・・
と言いたいところだけど、本格的な民族衣装なんて教会にはない。
エスニックな雰囲気の衣装や布の山から
なんかそれっぽいかな?というような衣装をこしらえて、
それはそれで華やかな感じで報告してきた。
でも私はこれに抵抗があって…
だって、例えばここがアメリカだったとして、
「Next! I will レポート ジャパニーズ ミッション!」とか言って
チャイナ服やチマチョゴリに半幅帯をリボン結びにして巻いて出てきて
オー!ジャパニーズ!
ってやられていたら悲しいじゃないですか。
そこまでひどくないにしても、浴衣に派手な袋帯をだらりと前に垂らして花魁なんだかなんだかわからない衣装で「日本宣教の報告をします」なんて言われたら腹が立つでしょう?
やっぱり、民族衣装を着るってからには、その国の文化への敬意が必要だし…
と、教会では新参者の私は思うだけで、言葉にできなかったのだけど。
で、今回私はインドネシアへ派遣されている先生の報告をすることになって
私はちゃんとインドネシアの民族衣装を着て報告したい!と思った。
ネットでインドネシアの民族衣装を調べる。
どうやらバティックサロンと呼ばれる、ろうけつ染めの布を巻きスカートにするのが伝統的みたい。ヤフオクやで調べてたら、安いものは1500円くらいで購入できる。
上着は、なんだろう、あんまり決まりがないみたいで、何を着たらよいのか逆にわからない。
でも、インドネシアのジャワ島では女性はクバヤというブラウスを着るのが正式らしい。
こっちはネットオークションで探してもかなりお高い。でもメルカリで700円くらいのを発見。
思い切って両方購入した。
届いたバティックサロンは目が覚めるほど鮮やかな熱帯の花がプリントされて(本当のろうけつ染めは高いからね)美しい。気に入った。
ところがクバヤが曲者で、びっくりするほど細身。
一応私は「細身」のグループに分類される体型だけど、もう全然・・・
前袷のホックボタンはぎりぎり留められるけど、ちょっと力を入れるとプチンと外れる。
そして、身体にぴったりつくから、おなかがボンレスハムみたい
これは大失敗こんな醜い姿を人前にさらしたら犯罪だ。
ところがブロ友のYさんにお伺いしたところ、クバヤの下にはコルセットのように体を締める下着を着るのだとの情報をいただいた。Yさん、民族衣装に大変詳しい。
う~ん、そんなコルセットまでは買えないし…
で、はっと気づいたのがシェイプタイプの水着。
これできゅっと身体を締めたらいいんじゃない?
うん、いい感じ…かな?
どうだろう?
でもやっぱりおなかが目立つから、昔買った薄いストールを巻いてみた。
でも、これって、絣の着物に日舞用の派手な帯を締めて「にっぽんです!」っていうレベルかもしれない。でもこれが限界だな。お金かけずに用意するのは。
先日、リハーサルの時一応OKが出たので
本日はこのスタイルで礼拝に臨んだ。
いや~大好評で
綺麗だったわ~お話良かったわ~と皆さん言ってくださる。
でも、記念撮影をみたら
実はおなかがちっともカバーできていないとか
巻きスカートの丈が短すぎたとか
いろいろガッカリなところだらけで。
なにしろ更衣室に使った牧師室には姿見がない。
でも、ひとり裸足にサンダルで気合を入れたところはひとり誉めてほしい
で、おひろめ~
私は右端である。
私の隣はカンボジアを報告したA姉、ルワンダの報告をしたI姉、シンガポールのO姉、司会のT姉
と、衣装の事ばかり書いたけど
一応本日報告した、インドネシアへ派遣されていらっしゃる野口日宇満先生・佳奈先生の活動を簡単に3分ほどにまとめた文を転載します。
「世の光り」というバプテストの女性会で出している機関誌に載っていた宣教報告を短くまとめたもの。そうそう、報告者はこの「文章をまとめてくる」というお仕事があるから大変なのよね。
インドネシア宣教のご報告
インドネシア共和国は、13466もの島々からなる赤道直下の国です。
13世紀ごろからイスラム教がもたらされ、現在もムスリムが人口の87%を占めています。インドネシアにはパンチャラという建国五原則があって、その第一が唯一神の信仰です。イスラム教の他プロテスタント、カトリック、仏教、儒教、ヒンドゥー教も国の公の宗教として認められ、いずれかを信仰することが定められています。
沢山の島々それぞれに異なった民族、宗教があります。観光で有名なバリ島はヒンドゥー教、フローレンス島はカトリック、プロテスタントは主にパプア島で多く信仰されています。それらの多様な文化を認めつつインドネシアとして一つの国を形作っているのです。
野口日宇満・佳奈先生は、現在チャンディバプテスト教会と神学校のあるスマランにお住まいです。虹のように美しい屋根が連なるスマランはジャワ島にある都市で、宗教的にはイスラム教が大多数を占める地域です。
その地にあって、主の福音を延べ伝えるのはどれだけ大変なことでしょうか。
野口日宇満先生は神学教師を主なお仕事として2014年宣教師に任命されました。ところがその頃ISによるテロが世界中で起こり、インドネシア政府は海外からの過激な思想から国を守るため、すべての宗教について神学校教師としてのビザを発行停止にしました。そのため先生は「社会文化ビザ」などで働かれていましたが、最近ようやく「神学校教師」のビザが発行され始めました。どうかそのビザが一日も早く取れますようお祈りください。
現在は神学校で修士課程のほか学士課程の、高校を出たばかりの若者たちに組織神学を教えていらっしゃいます。彼らが今後福音宣教者として献身していくことは国の9割近くがムスリムという社会において容易ではありませんが、そのような若者を霊的に養い育て、次世代のインドネシアの宣教を担っていけるよう、彼らに仕えることを願い祈っていらっしゃいます。
同じく派遣宣教師の野口佳奈先生はお子さん達をインドネシアの地で育てつつ、チャンディ教会で朝6時からの主日礼拝をまもり、女性会などでも交わりを深めていらっしゃいます。
無牧であったチャンディ教会ですが今年5月からインドネシアバプテスト連盟のエコー先生が主任牧師として着任しました。教会員には家族がイスラム教徒という方も多く、その方々のために、福音を伝えたい人たちの名前を具体的に挙げて牧師とともに祈る取り組みも始めました。
インドネシアも昨年は3度の大地震など大きな災害が続き、水不足もあって、先生方、教会員の兄弟姉妹、そしてその地に暮らす人々みな、大変な苦労をしていらっしゃいます。マイノリティとしての苦労もある中、主の福音を伝えるため働かれていらっしゃる野口日宇満先生・佳奈先生のためお祈りください。