昨日は夜第九の説明会があったのだけど、
仕事が休みだったから日中は一人銀座にお出かけ。
目的は、母の誕生日プレゼントにリクエストされていた扇子を買うことだったけど
いったん銀座に出たら、それだけじゃつまらない歩きましたよ~
まずはメトロで有楽町へ
そこからテクテク銀座へ歩く。
そこで和光のウインドウに面白そうな展示の案内を見っけ!
伝統工芸の人間国宝展だって!これは絶対後で見ようと心に決めつつ
まずは銀座三越へ。
七階和服のフロアで探したけど、やたら高いだけでピンとくるものはない。
でも、このフロアで素敵な個展がやっていた。
国重友美×英漢字展
アルファベットと漢字の融合…この「誠」という字をよくよく見るとsincerityというアルファベットが隠されている…と言われても、日本人には「誠」にしか見えないんだけど、他の作品を見ているうちにだんだんアルファベットが見えてきた。
これなんか、ネットからお借りしたけどわかりやすい
なんか見覚えがあるな…とおもったらNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の題字も書いていらっしゃった。
美術館の展覧会と違って、みんなお値段が書いてあるじゃないですか。ついついそこに目が行って、うぁ高い!って思ってしまう。よくないわ~
さて、三越を後にして、銀座シックスの先の角を曲がり
目指すは京扇の店:宮脇賣扇庵
ネットで見つけたお店で、店舗は京都の本店と銀座のここだけ。
探し当てて中に入ると、まぁ良い香り。お値段も手ごろなものもあり、目移りしつつ美しい手描きのスズランを選んだ。
スズランは五月の誕生花だから、四月生まれの母にはどうかな?とも思ったけど
今年は季節が早くて、4月っぽい花だとなんか「過ぎちゃった感」があるので、色も爽やかな若草色のこれに決めた。
さぁ、あとは自由時間だぁ~
まずはさっき素通りした銀座シックスへ。
今年一月に地下の観世能楽堂であった立川志の輔さんの独演会には行ったけど、他のフロアには入ったことがない。とりあえず上へ上へ
なんかこの青と赤の小旗、ダニエル・ビュレンってアーティストの作品だそうで、今コラボ中。あちこちに飾り付けがされている。
入っている店は、なんかすごいブランドばかりのようで、私にはよくわからん。
わかるのは5階の蔦屋書店
代官山の蔦屋も超お洒落で感動したけど、ここはまたすごい。
銀座だから外国人観光客に向けて日本文化を発信!ってスタンスなんだけど、日本人にも超うれしい品ぞろえ。
歌舞伎に文楽、落語の本がいっぱい
こんな大型本も
ここのコーナーには白手袋がいくつも置いてあって、見たい人は手袋をして開けるようになっているみたい。
でも、本は重いから今日はパスする。
っていうか、今日の銀座街歩き、お金を極力使わない決意で臨んでいる。
続いて日本一地価が高いらしい鳩居堂へ
和紙のお店。
一階はおみやげ物売り場風で、外国人の皆さん真剣に千代紙などを選んでいらっしゃる。お値段も手ごろなものがあったんで、熟考の末680円で可愛らしい五月人形を買った。
続いて先ほど目を付けていた高級宝飾店和光の7階ギャラリーへ
作品の写真撮影は禁止なので、入り口から一枚。
入ってすぐにあった結城紬の着物が美しくて、しばし見とれる。
蒔絵も、なんでこんなに美しいんだ?象嵌の緻密なこと。彫金の輝き。瀬戸黒茶碗の存在感。どれもこれも素晴らしい。でも、こちらもお値段が書いてあるのよね。ついつい見てしまっては息をのむ。そして売約済みらしいシールも貼ってあって驚く。
トイレを拝借すると、さすが和光。ゴージャス。
個室もすごいんだけど、さすがに写真ははばかられた。
そろそろお昼まわってお腹がすいてきた。
何処で食べようか悩む。
どこか安いところ…ドトールもあるけど銀座でドトールはね。むしろどこかで美味しいサンドイッチを買って、ベンチで食べたほうが良いかな?次の目的地に行ってからにしようかな?と悩んでいたら目に留まったのが、このお蕎麦屋さん。
はい!いわゆる立ち食い蕎麦の店
でも、自家製麺で、出汁や調味料にもこだわりの店らしい。しかもお安い!決めた!
写真には女性の姿が写っているけど、私が入ったときは昼休みのビジネスマンばかり。ちょっとだけ躊躇したけど、堂々としていれば怖くない。
自販機で「春菊天せいろ」380円の食券をかってカウンターに並ぶ。そばを受け取りテーブルへ。壁に向かって狭いカウンターテーブルがあって、一応椅子がある。本当に狭い。そうか、男の人って荷物をあんまり持たないからこれで十分なのね。女はバッグやらいろいろ持っているから置き場所にちと困る。
でも、美味しかった。麺も出汁も。春菊天は冷めてしまっていて残念だったけど、380円じゃ文句言えない。量が少し物足りなかったけど、どっかでおやつでも食べようと思いつつ、東京駅方面に向かって歩く。
沖縄県物産のわしたショップにも寄り道。一階のちんすこうや海葡萄、珍しい果物や魅力的な調味料はさっと見ただけで我慢して、地下の伝統工芸品売り場へ。
美しい紅型や八重山織の小物、浴衣地などをじっくり眺めて目の保養をする。
もちろんいいお値段。
出口の面白シーサーの写真だけとって、またテクテク。
山手線のガードに沿って東京駅の方へ
途中交差点で、あっちに行けば三菱一号館美術館だよな~ルドン展も観たいな~と思ったけど、入館料1700円、夫といけば障害者割引で半額になるし、今日のコンセプトはお金を極力かけない!だから我慢。
かわりに、街中の景色を色々撮る。
結構歩いたかもしれない。でも楽しいから疲れない。
漸く今日の目的地の一つ。KITTEに到着。
でも、長くなったので、blogの方はここでいったん休憩する。