少し前のこと。
教習所に通っていたとき、
昔の友達に再会した。
僕がまだ文化会にいた頃の話や、
そのときの友達が
今どうしているか、を聞いた。
あの頃が一番、大学生らしかった。
大学生らしく、
大学生活をエンジョイしていた。
飲み会にも行ったし、
ふざけて、バカなこともした。
恋もした。
あれはあれで楽しかった。
僕にとっては、必要な時間だった。
当時、僕は山で植物を採取し、
健康茶を作っていた。
植物は好きで、部活は面白かった。
しかし、ある時気づいてしまった。
その茶には、生気が無いことに。
その茶では、誰も幸せにならないことに。
その日から、
飲むだけで、最高に幸せになれる茶を作りたい
と思った。
協力してくれる人も、理解してくれる人もいなかった。
それが寂しかった、辛かった。
僕が求めたものは、
形を変えて、『ここ』にあった。
だから、帰ってきた。
そんな原点を思い出した。