LH企画「リカス・サーデルン」エルフ族 | ミカエルウェブ

LH企画「リカス・サーデルン」エルフ族

【T様の心の中の英雄】

お名前 ・・・リカス・サーデルン(通称:サーディー)
種族と性別・・・エルフ族の男性
リクエスト・・・なし

【アイテムの解説】
ひらめき電球アイテム ・・・生命の杯(さかずき)
 共鳴キーワード・・・「神秘の生命力」

生命の杯は金銀と小さなクリスタルで装飾された高さ15cm程度の杯で、神秘的な雰囲気がにじみ出ている。
一説によると数千年前の聖人がこの杯に神の力を降ろしたとされ、この杯で水を飲むと寿命が延びるなど、大きな生命力を手にすることができるとささやかれている。
そのため、多くの学者や商人がこの杯を探しているが、未だに見つかっていない。

伝説では、世の中が混乱する時代に、再び役目を持った者と共にこの杯が現れるとされている。
そしてその役目を持った者は『己に捕われることなく、多くの人を笑顔にするために力を使うであろう』と言われている。」



【ミカエル君が伝える、あなたの心の英雄譚】

あなたは、リカス・サーデルンと言う名のエルフの男性です。
人間の国の神殿に仕えている司祭でした。
あなたは責任感が強く、誠実で、種族が異なる人間にも分け隔てることなく笑顔で接する人でした。
神殿に来る人々は、そんなあなたを「サーディー」と呼び慕っていました。

あなたのいる人間の国は、隣国と戦争の最中でした。
当然、毎日のように怪我人が神殿に運び込まれてきます。
あなたは、薬草と祈りの力などを用いて、怪我人の治療にあたっていました。


連日増える怪我人。
怪我の治療がうまくいかず、亡くなる者も多かった時代です。
あなたは、神に仕えながらも人を救えない自分の無力さに、連日心を痛めていました。

ある晩、あなたは夢を見ました。
夢の中で、大きな美しい光がこう言います。

光:「サールデンよ。お前に“生命の杯”を授けよう。
その杯は、数千年前の聖人が私の力を込め、その杯で水を飲むと寿命が延びるなど、大きな生命力を手にすることができるものだ。
お前になら正しく扱えるだろう
。」

翌朝、あなたは倉庫の掃除を任せられました。
すると、棚の奥に、金銀と小さなクリスタルで装飾された高さ15cm程度の杯があるのを発見したのです。
あなたは、この杯が夢の中で神が言っていた「生命の杯」と気付きました。
あなたは神の神託とご助力に感謝し、この杯を持っていきました。


多くの怪我人は喉が渇くものです。
あなたは、この生命の杯に水を入れ、彼らに飲ませてあげました。
すると不思議なことに、まるで治癒の魔法を受けたかのように元気が回復していく者が増えたのです。
あなたは、この神が与えてくれた杯は自分にはもったいないと思い、高司祭に説明し手渡してしまいました。

しかし数日後、高司祭はこの生命の杯を返してきます。
高:「何も変化が起こらない、ただの杯ではないか。売って薬草の資金にでもした方が良いのではないか?」


その夜、あなたは夢を見ました。
あなたに杯を与えてくれた大きな光が、また現れたのです。
あなたは、光に訴えます。

サ:「私のような者には、この神の奇跡は扱いきれません。
 どうか、もっと役立てられる方にお渡しください。」


光が答えます。
光:「これは、お前だからこそ起こる奇跡なのだよ、サーデルン。」

サ:「私には何の力も技術もありません。
私が無力なのは、私自身が一番良く知っています。」


光:「この世に無力な者など、一人としていない。
無力と思い込んでいる者がいるだけなのだ。
この杯で相手を元気にさせているのは私の力ではなく、お前の愛そのものなのだよ。
お前の人の幸せを想う純粋な心が、この杯を通して相手の中に沁み込むのだ。」

サ:「私の心・・・?」

光:「そうだ。お前の、相手の幸せと健康を願うその愛が、この杯を介して“生命力”となり、相手に伝わっていく。
この杯を扱うのに必要なのは、知恵でも力でもない。
ただただ、純粋な愛なのだ。
お前にはそれがあるからこそ、この杯の軌跡を引き出せているのだよ。

さぁ、この杯を持って、街に出るが良い。
神殿に来られない怪我人や、病に伏している人の元を訪れるが良い。
お前の誠実な心が、人の笑顔を呼び起こしていくだろう。」



たくさん考えた後、あなたは神殿を離れることにしました。
夢のお告げに従い、街に出たのです。
あなたは、神殿の中だけでは見えなかったものに愕然としました。
戦争の影響もあって、街からは笑顔が消えていたのです。
子供達さえも、憂鬱な顔をして、日々生きるのに疲れている様子が見えたのです

あなたは街の1人1人に寄り添い、杯の水を飲ませ、語りかけます。

1人、また1人・・・。
不思議な事に、活力が戻る人が増え、街に笑顔が増えていきました。
身体の元気さは生命の杯の効果ですが、人の心を笑顔にしたものは、まぎれもなくあなたの愛でした。

あなたはそんな自分に誇りを持てるようになっていきました。

(大きなことをやる必要はない。
 自分にできることを愛を持って行えばよいのだ。
 その結果、愛が広がり、みんなが笑顔になっていくのだろう。
 笑顔が広がっていく・・・。
 ああ・・・。なんと素晴らしいことなのだろうか。)


笑顔を広めていくあなたは、いつしか「笑顔の配達人・サーディー」と呼ばれ、
神殿にいた時よりもずっと多くの人と愛を分かち合うようになったそうです。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ 終わり ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


*これは、あなたの魂の性質や過去世や意志などを総合的に分析し、物語にしたものです。
 この英雄はあなた自身の心であり、今気づいてほしいあなたの一側面でもあります。



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