LH企画「アローフレン」翼人族 | ミカエルウェブ

LH企画「アローフレン」翼人族

【I様の心の中の英雄】

お名前 ・・・アローフレン(通称:フレン)
種族と性別・・・翼人族の女性
リクエスト・・・なし

【アイテムの解説】
ひらめき電球アイテム ・・・神秘の水晶
共鳴キーワード・・・「マイペースな強さ」

形状はひし形で、とてもクリアーに透き通り、神秘的な輝きを放つ水晶のペンダント。
この水晶には『守護者』の魂が宿ってると言われ、ふさわしい者が手にした時にその声を聞くことができるという。
言い伝えでは、守護者は不思議なことに身長70cmほどのクマの姿をしており、
気さくな言葉遣いで、マイペースな性格であると言われている。
守護者は持ち主を『マスター』と呼び、高次の視点を踏まえたアドバイスをしてくれるらしいが、
神々しい感じではなく、まるでちょっと怠け者の人間の様な振舞いをするらしい。
しかし心根は優しく、照れて出さないだけで、いつも持ち主の心を想いやっていることが伝わってくるという。


I様「アローフレン」



【ミカエル君が伝える、あなたの心の英雄譚】

あなたは、翼人族の騎士見習いの女性です。
正義感が強く、明るく真面目な性格で、皆にムードメーカーのように好かれていました。
向上心も高く、また、ネガティブな発言はほとんどしないので、街では人気があったほどです。

あなたの家は、先祖代々騎士の家系に生まれ、父も兄2人も騎士になり、あなたも騎士を目指していました。
騎士になり国を護ることを目標に、ここ数年頑張ってきましたが、なかなか騎士になれませんでした。

3度目の騎士昇格試験に落ちた夜、あなたは食卓で父と共に食事をしました。
いつもと変わらぬたわいのない会話の中、父がテーブルの上に、一つのひし形のクリアーな水晶を置きました。

父:「フレン(通称)よ。これは先日、“虹の行商人”と呼ばれる妖精から買った“神秘の水晶”だ。
何でも言い伝えでは、この水晶には『守護者』の魂が宿ってると言われ、ふさわしい者が手にした時にその声を聞くことができるという。
これをお前にやろう。今後も精進するが良い。」

あなたは、その水晶を受け取り、部屋に戻りました。
そしてベッドの上で、膝を抱え声を殺して泣き出します。

父の期待に応えられない自分を、3度も試験を落ちた自分を責めたのです。
ネガティブな発言はしないものの、感情がないわけではありません。
あなたはいつも、みんなに心配をかけまいと、苦しみを一人で抱え込んでいたのでした。

その時、枕元のテーブルに置いておいた神秘の水晶が光り出します。
光はベッドの横に放たれ、何かの映像を映し出そうとしています。

フ:「まさか、お父様が言っていた『守護者』の魂?」

?:「やあ。やっと会えたね、マスター。オイラ、この時を400年も待ってたんだよ。いやぁ、長かった。」

現れたのは、二本足で立つ、身長70cmほどのクマでした。
そのクマの映像は、ストレッチを始めながら気さくに話しかけてきました。
まるでクマの人形が心を持って動いているかのようです。

フ:「あ、あなたが守護者ですか?」

?:「そうだよ。オイラが守護者。なんか文句ある?」胸を張って聞くクマ。

フ:「守護者って言うから、てっきり勇者とかドラゴンのような存在かと思っていたんだけど・・・。」

?:「世の中、見かけや肩書で判断しない方がいいよ。あぁ、疲れた疲れた。マスター、何かおもしろい話ある?」

クマは座り込んであなたに話しかけてきました。

それから連日、夜になるとこの守護者のクマは出てきて、あなたと世間話をしました。
時々良い話をしてくれるものの、どちらかと言うと普通の会話ばかり。
いつしかあなたは、このクマと友達のようになっていきました。

騎士昇格試験から一月が過ぎた頃、騎士の隊長から呼び出され、あなただけ急に3日後に再試験を行うことになりました。
とまどいながらもチャンスだと思い、受けることにしたあなたは、試験に向けて猛特訓を始めます。
不安を汗と一緒に吹き飛ばそうと、寝る間も惜しんで特訓です。
そんな時、守護者のクマが出てきて一言言いました。

?:「もしマスターが合格したら・・・。」

昇格試験当日。
多くの先輩騎士が見守る中、隊長を審判として、ある騎士と実践さながらに戦うことになります。
全身に鎧を着こみ、緊張で体が硬くなるあなたを見て、隊長が声をかけます。

隊長:「フレン。そんなガチガチでは動くこともできんぞ。何か最近あった面白いことを思い出してみろ。」

その言葉通りに、あなたは守護者のクマの言葉を思い出しました。

?:「もしマスターが勝ったら、オイラが“タコ踊り”を見せてあげよう。でもダメだったら、敢闘賞として“イカ踊り”を見せてあげるよ。」

フ:(タコ踊りとイカ踊りって、何が違うんだろ?) プッと吹き出し、全身から力みが取れていきます。

そして試験が始まりました。

試験が終わり、隊長の前で直立不動で結果を待つあなた。

隊長:「アローフレン。騎士昇格試験・・・合格だ!
王には俺から伝えておく。これからはオールデン騎士団の名に恥じぬよう心掛けよ。」

合格したことが信じられず呆然としているあなたを、先輩騎士達が祝福します。
それを聞き、あなたは安堵と嬉しさの涙を流します。

フ:「合格・・・、やっと合格できた・・・。」

隊長:「フレン、お前は真面目過ぎていつも力んでしまうのが欠点だ。
本来ならとっくに合格していてもおかしくない実力があるんだぞ。
お父上の期待や、周囲の目を気にしすぎで、自分のペースを見失っていたんだ。
リラックスすることで、自分本来の力が一番発揮されることを忘れるな。
合格おめでとう。これからは共に戦おうぞ。」

その夜、あなたは家に帰り、父に合格の報告をした後、水晶の守護者のクマに喜びを打ち明けました。

?:「良かったなぁ。オイラも嬉しいな。
マスターは頑張り屋だから、人より無理しすぎちゃうんだよ。
でもね、無理して頑張ることよりも、自分の全力を尽くすことの方が大事なんだ。
何でもそうだよ。他の誰かに合わせると、ペースが乱れて逆に疲れちゃうでしょ?
自分のペースで、自分のやり方を貫くこと。
それが、マスターの一番自然な生き方だよ。」

フ:「ありがとう。それじゃ約束通り、“タコ踊り”を見せて。」

?:「フフフ・・・。マスターのために、200年練習してきた珠玉のタコ踊り・・・。
しかとご覧あれ!」

あなたの部屋からは、一晩中笑い声が聞こえたそうです。


その後、あなたは騎士団の一員として、さらなる精進を重ねていきました。
常に微笑みを忘れず、マイペースで、ゆっくりでも確実に成果を残していきます。
そしていつしか、“微笑みの騎士”と噂され、兄2人と並ぶ騎士になったそうです。


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ 終わり ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


*これは、あなたの魂の性質や過去世や意志などを総合的に分析し、物語にしたものです。
この英雄はあなた自身の心であり、今気づいてほしいあなたの一側面でもあります。



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