LH企画「ライン」妖精族
【S様の心の中の英雄】
お名前 ・・・ライン
種族と性別・・・妖精族の男性
リクエスト・・・男性。髪の色と目の色は青系の色
【アイテムの解説】
アイテム ・・・まほろばの剣
共鳴キーワード・・・「理想と共にある心」
刀の形は小ぶりの青龍刀のようだが、柄の部分が大きく、美しい黄金の装飾が広がっている不思議な形状をしている。
そのため、遠目に見ると剣ではなくまるで黄金のサンゴの様にも見える。
一説では数百年もの昔、旧国の王が自国の繁栄と平和の象徴として名だたる刀職人に作らせたと言われている。
その煌めきは見る者の心を落ち着かせ、安らかにするため、これまでほとんど戦に用いられることはなかったが、
切れ味は鋭く、この剣で裁てぬものは存在しないとまで言われている名刀である。
また、持つものにインスピレーションを与え、『まほろば(素晴らしい場所)』へと導くとされる。
かつての旧国では、大切な会議をする際に必ず大卓の中央に飾られていたという。
【ミカエル君が伝える、あなたの心の英雄譚】
あなたは男の妖精です(妖精族は女性が多いので、男性は珍しい存在です)。
知恵と勇気を兼ね備え、好奇心を熱い情熱に変えることで理想を追いかけるタイプでした。
一般的に妖精は「旅人」を好みますが、あなたは「冒険者」と名乗ることを好んでいました。
そこにロマンがあったからでしょう。
実際、剣の腕もなかなかのものだったようです。
世界を旅していたあなたは、ある森で事故に遭いました。
大怪我をして動けなかったところを、近くの村の人間達に発見され、村で手厚い治療を受けました。
時間はかかりましたが、村人達のおかげで、あなたの傷は介抱に向かっていきます。
あなたはその恩を返すべく、村に住み、村をより良くしていく力になりたいと申し出ます。
人間達は、そんなあなたを快く歓迎してくれました。
人間と妖精では、文化や思想が違います。
人間達には常識になっているものも、妖精のあなたから見れば不自然であり、
いろんな国を旅したからこそわかる改善すべきポイントもたくさんありました。
あなたは、村の会合へ積極的に参加し、改善案をどんどん伝えていきました。
しかし、村人の反応はイマイチでした。
ほとんどの者は、この村を出たことがないため、あなたの提案が良いと思えなかったのでしょう。
あなたは来る日も来る日も、理想の村の在り方を説き続けますが、
なかなか村人にわかってもらえず、心身共に疲労が溜っていきました。
ある日、あなたは持っていた剣で薪を割っていました。
あなたの持つ“まほろばの剣”は、小ぶりの青龍刀のようだが、不思議な形状をしていて、
遠目に見ると、剣ではなくまるで黄金のサンゴの様にも見えるものです。
しかも、切れ味は鋭く、この剣で裁てぬものは存在しないとまで言われている名刀でした。
あなたは、世界を共に冒険してきたこの相棒(剣)に語りかけます。
ラ:「お前も、こんな使われ方はしたくないだろうな。
なんで村人はわかってくれないんだろう・・・。
もっと良い村になるのにさ。」
座り込み、剣を眺めながら、うなだれてしまいます。
もう、理想を掲げる気力もなくなってしまったのです。
その時、“まほろばの剣”が静かに光り、あなたの頭に、安らかで力強い声が響きました。
?:「心を鎮めなさい。理想を捨ててはなりません。
しかし、時に、その理想を見つめ直すことは必要かもしれませんね。」
ラ:「理想を見つめ直す?僕の理想が間違っているっていうのか?」
?:「いいえ。でもそれは“あなたの理想”であって、“村人の理想”と一致していないのかもしれませんよ。
自分の意志を伝えることも大事ですが、相手の声に耳を澄ませることはもっと大事です。
なぜなら、ここは彼らの村だからです。
大きな理想を掲げるあなたの心はとても美しく、私は力添えができることを誇らしく思います。
しかし、理想とは現実の延長でなければなりません。
そして現実はみんなで創りあげるものです。
今の彼らの気持ちをくみ取った理想を掲げること。
それが大事なのではないでしょうか?
それに、薪を割ることも、私にとっては役立つ方法の一つなのですよ。」
そして剣の光は消えていきました。
あなたは今の会話を頭で反復させ、理解を深めます。
ラ:「そうか・・・。そうだよ!
僕だけの理想の村を創るんじゃない。みんなの理想の村を創りたいんだ。」
それからあなたは村人との会話を増やし、みんなの日々の気持ちや夢や不満を聞いていきます。
すると、村人の多くは、今の暮らしに満足していることがわかりました。
ただ、小さな不便はあります。
あなたは、そこを改善していこうといくつか提案すると、村人のみんなも喜んで理想の村作りを始めました。
ラ:(僕は恩返しがしたくて、自分だけでなんとかしようと気負い過ぎていた。
そして、自分がみんなと種族が違うことを意識しすぎていたのかもしれないな・・・。
みんなの村だ。
僕はみんなの仲間だ。
みんなの理想を、みんなで掲げればいいんだ。)
あなたは、みんなと一緒に村を創りあげることによって、真の意味で村人の一員になれた気がしました。
やがて村は、大きな変化はないものの、着実に平和に繁栄していきました。
いつしかその村は、近隣の村や街から“まほろば村(素晴らし村)”と呼ばれ、
多くの人が参考にしたいと視察にやって来るようになります。
あなたはそんな人達に、“理想と共に在ることの大切さ”を、情熱的に語り続けたそうです。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ 終わり ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
*これは、あなたの魂の性質や過去世や意志などを総合的に分析し、物語にしたものです。
この英雄はあなた自身の心であり、今気づいてほしいあなたの一側面でもあります。
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