LH企画 「スカイ」 エルフ族 | ミカエルウェブ

LH企画 「スカイ」 エルフ族

【A様の心の中の英雄】

お名前 ・・・スカイ
種族と性別・・・エルフ族の女性
リクエスト・・・お茶入れが得意・ヒーリングができる・案外強い

【アイテムの解説】

ひらめき電球アイテム ・・・天地白道の杖(てんちはくどうのつえ)
共鳴キーワード・・・「あらゆる命(天地)と共にある優しさ」


数百年ほど昔に大きな癒しの力を持った賢者が、自らの能力を引き出すために作り出した特殊な杖。
150cmほどの長さで、頂点には美しく輝くクリスタルがはめ込まれ、
全体にも色とりどりのクリスタルが幾何学模様にはめ込まれている。
特殊な金属や鉱石が杖の内部に練り込まれているらしく、
使い手が念を込めることで癒しのエネルギーや加護の力を増幅できるらしい。
また、かつての賢者は杖を背中に真っすぐ背負うように身につけることで、天地と繋がりを強めていたという。
残念ながら、現在ではこの杖の力を完全に使いこなせる者はいなくなったが、
『杖は必ずふさわしい者の手に届く』という賢者の言葉が信じられ、今も大切に保管されているという。


A様 「スカイ」エルフ族


【ミカエル君が伝える、あなたの心の英雄譚】

あなたは、スカイと言う名のエルフの女性です。

静けさを好み、真理を理解し、周囲との調和を望む心優しい女性でした。
真理を知ることで得られる“絶対的な安心感”を持ち、
常に落ち着いていて、温かいまなざしを持って人に接していました。

あなたは、その優しさをみんなと分かち合うべく、
エルフの森の集落の外れに、ひっそりと小さなお茶屋さんを開いています。
あなたの入れるお茶は疲れた体に沁みわたるとされ、
多くのエルフがそのお茶屋で静かな一時を楽しんでいました。

そのお茶屋に、毎日同じ夕刻時になると、一人の男性のエルフがやってきました。
背に弓矢を持ち、右手に包帯を巻いていることから、負傷した冒険者のようです
彼は何も言わず、1時間ほどかけてお茶を飲み、森の空気を味わってから帰って行きます。
あなたも彼に話しかけはしませんでした。彼の時間を邪魔したくなかったからです。


冒険者のエルフが通い出して、10日目のことです。
彼はお茶を飲みながら、あなたに話しかけてきました。

男:「私はまた冒険の旅に出なくてはならない。いや、今回は冒険というよりは戦だろう。
自ら望んでなった冒険者だが、やはり戦いの前は不安になる。
もしかしたら、もうこのお茶を飲みに来ることもできないかもしれない。
 だから最後に一言、あなたにお礼を言いたかった。
いつもおいしいお茶をありがとう。
ここに来てあなたのお茶を飲むと、心も体も癒されていくようだった。
このお茶にもこの空間にも、あなたの優しさを感じられたよ。」

彼は残ったお茶を飲み干し、立ち去ろとした。

ス:「待ってください。」

あなたは彼を呼び止めました。
そしてあなたは持っていた“天地白道の杖”を背中にまっすぐに背負い、目を閉じます。
男はその様子を静かに見守っていました。

やがて、あなたの周りの空気感が変わります。
あなたの意識が天と地につながり、
 まるでそこに天地をつなぐ光の柱ができたようにあなたは輝いていきました。

ス:「さあ、私の手をとって・・・。」


あなたの差し出した手を、彼は握りました。
すると、彼までもが光の柱の中に入ったのです。
この天地白道の杖は、天地あらゆる命とのつながりを深めることができるとされている。
彼の心は不思議な、そして大きな安心感に満たされました。

彼:「これは一体・・・?」

ス:「どんな時も、あらゆる命があなたと共に在ります。
私達は天地の一部なのです。
だから何も恐れることはありません。
命は皆、つながっているのです。」


しばらくすると、2人を包んでいた光が消えました。
しかも負傷した彼の右腕も完治しているようです。
彼はその右手をさすりながら、不思議そうな顔であなたに話しかけます。

彼:「・・・今のが、命・・・。」

ス:「お茶をもう一杯いかがですか?」
あなたはニッコリと新しいお茶を入れに行きました。


エルフの冒険者が店を出た後、旅人らしい人間の男があなたに尋ねました。
人:「さっきのはすごかったですね。神官クラスのヒーリング力とお見受けしました。
どうやってあんな力を授かったのですか?」

ス:「実は私は、子供の頃に大病を患ったことがあります。
その時は、苦痛と不安でいっぱいでした。
一生治らないのではないか?このまま死んでしまうのではないか?とね。

その時、私の父がこの“天地白道の杖”を使って、先ほどの私と同じことをしたのです。
私は病が癒されていくのと同時に、心の不安が消えていくのを感じました。
大いなる命の源泉に包まれたかのような安心感を感じたのです。
そして大人になり、父からこの杖を授かった私は、
 あの時感じた“命”をより多くの人に伝えようと思ったのです。」


人:「それはすごい!ヒーラーとして私と一緒に旅に行きませんか?
多くの怪我人や病気の人を癒すことが、あなたにならできるはずです。」

人間の男は興奮気味に言いましたが、あなたは黙って首を横に振りました。

人:「なぜです?あなたのその力を有効に使いたいとは思わないのですか?」

ス:「真の癒しとは、肉体的な傷を癒すことではなく、
 あらゆる命とのつながりを思い出すことだと、私は思っています。
私が癒すのではありません。
天地が必要な者に必要なタイミングで、命を分け与えてくれるのです。
命はいたるところに様々な形で存在します。このお茶もまた、天地の命の現れです。
ここでお茶を出し、皆さんに静かな時を過ごしていただくだけで、私は十分なんです。」

その後もあなたは人間の男の説得を断り続け、ついにその人間は帰って行きました。


数か月後、あなたのお茶屋に、あのエルフの冒険者が現れました。
いつもの席でいつものお茶を頼み、美味しそうに味わっています。

ス:「おかえりなさい。」

あなたは微笑み声をかけました。

彼:「あなたのおかげで、私は帰ってくることができた。
どんな苦しい時でも、あの時の“命の温もり”が傍に在ると感じられ、安心し、生きる気力を湧いてきた。
あなたの癒しのおかげだ。ありがとう。
天地の声に寄り添えるあなたは、まるで“天地の代弁者”だ。」

ス:「いいえ。私もあなたも、そしてあらゆるものが等しい命です。
さあ、お茶をもう一杯どうぞ。
これは、無事に生還したあなたへの、天地からの恵みの一杯ですよ。」

あなたのお茶屋は、今日も静かににぎわっています。
あなたは来た人達に、いつものように優しくお茶を入れ続けました。

そしてお茶屋の近くに住む者からは、
時々お茶屋の屋根から天につながる光の柱が見えるとの噂も聞こえてきました。

その光の柱は、見るだけでとても安心するという不思議な光だったそうです。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆  終わり  ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


*これは、あなたの魂の性質や過去世や意志などを総合的に分析し、物語にしたものです。
この英雄はあなたの一部であると同時に、今気づいてほしいあなたの一側面でもあります。


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