LH企画「ユリア」翼人族 | ミカエルウェブ

LH企画「ユリア」翼人族

【A様の心の中の英雄】

お名前 ・・・ユリア
種族と性別・・・翼人族の女性
リクエスト・・・物静かだけど、内に秘めた強い思いがある。
固い意思、キュッと結んだ口をしている。
アイテム ・・・調和のペンダント

【アイテムの解説】
ひらめき電球調和のペンダント
・共鳴キーワード・・・優しさの決意

ある賢者の自宅に保存されている美しいペンダント。
神々の宝石と言われているクリアルビーの中でも特に透明度が高い大粒(7~8cm)のものを中心に、
さまざまな色の宝石をあしらっている。
このクリアルビーには不思議な力が宿っていると言われ、
身につける人が関わる物事をあらゆる面で調和へと導くとされる。
その力は個人によって与えられた魔法力の域を超えており、学者にとっても説明が難しい不可思議なもので、
一説では『神の導きを大きくするのでは』とも言われている。
ただ、大いなる調和の力を発揮する一方で、身につけるものを常に試す様な試練を与えるらしい。
その試練を超えるヒントとしてペンダントの裏に『必要なものは愛』と小さく刻まれている。
この解釈をめぐって、多くの人が身につけて使いこなそうと挑戦したが、
ここ数十年ほどでは試練の大きさに屈っする者ばかりで、いまだ使いこなせる者が現れていないらしい。


A様 「ユリア」翼人族



【ミカエル君が伝える、あなたの心の英雄譚】
あなたは、ユリアという名の翼人族の女性でした。
静かで穏やかな佇まいながらも、心の奥には熱い決意のようなものがあり、
いわば、芯の強さを優しさで覆っているタイプです。
大きな想いはあれど、それを口で人に伝えることは苦手で、
常に口をつぐみ、無口で真面目な人と見られていました。


ここ数年あなたの住んでいる村は、隣村といさかいが多発していました。。
翼人族は秩序を大事にしていて、
各村で独自の決まりごとがあり、そのせいで村同士がもめることも時々ありました。
大きな争いにはなっていませんでしたが、その不穏な空気はあなたにとって耐えがたいものです。
なぜならあなた自身は、もともとその隣村の出身であり、
今住んでいる村にも隣村にも友人が多くいたからです。

ユ:「せっかく隣に住んでいるのだから、みんな仲良くすればいいのに・・・。」

あなたは、いつも心を痛めていました。


そんなある日、あなたが街に出た時、魔法のアイテムを取り揃えた店を見つけて入りました。
いろんなアイテムがある中で、あなたは“調和のペンダント”という美しいペンダントに興味を持ちました。

店主はこう説明します。
店:「このペンダントは不思議な力が宿っていて、
身につける人が関わる物事をあらゆる面で調和へと導くと言われている。
ただし、その大きな力を発揮する代わりに常に試練が与えられるらしいよ。
みんな試練が辛くて、すぐに手放してしまうそうだ。」


あなたは悩みましたが、村のことを想い、その調和のペンダントを購入しました。

ユ:(これで、みんなが平和で仲良くなれるわ。)

あなたは、その魔法のペンダントを胸にし、嬉しい気持ちで村へ帰りました。

このペンダントがあれば、きっとみんなが平和で幸せな村になる。

そう思っていたあなたの思惑は外れました。
村に戻ってからのあなたは、毎日のように村人達の小さないさかいを目の当たりにするようになったのです。
社会を形成している以上、今までも多少の揉め事はありましたが、こんなに多発するのは初めてです。
口論し合い、中には無視し合う人もいる中で、あなたはどうしていいかわかりませんでした。


あなたは、このペンダントが偽物だったのではと思い、
再び街に出て、有名な鑑定士にみてもらうことにしました。

鑑:「これは間違いなく本物ですな。きっと今あなたの周りに起きていること自体が、このペンダントが用意した試練なのでしょう。」

ユ:「では、どうしたらその試練を乗り越えられますか?」

鑑:「ペンダントの裏に“必要なものは愛”と刻まれている。きっとこれが鍵でしょうな。」

ユ:「私はみんなを愛しています。それでも愛が足りないとでも言うのでしょうか?」

鑑:「私から見ても、あんたは十分優しい人だと思うよ。
詳しいことはわからないが、足りないのは“愛”じゃなくて、違う何かだと思うな。
あんたの愛は強いようだが、いつも奥に閉じ込められている感じがするんだ。」



村に戻ったあなたは、鑑定士の言葉を理解しようと数日考え込みました。
そしてまた、目の前の人同士がいさかいを起こしている時、思い切って話しかけたのです。
解決しようと思ったわけではありません。
みんなが調和していくためにはそれぞれの想いを尊重するべきだとし、
ただただみんなの話をじっくり聞いてみようと思ったのです。

いさかいをしている者達も、最初こそ感情的ではあったが、
あなたに話を聞いてもらっているうちに落ち着きを取り戻していきました。
あなたの心の静けさが伝わったのでしょう。
そしていつの間には、両者が仲直りしていることが多くなっていきました。

あなたは気づきました。
それぞれが相手を攻撃しようとしているのではなく、ただ違いを主張しているだけなのだと。
みんなを統一するのではなく、みんなが違いを認めて助け合って行けば、調和になっていくのだと。

あなたはその理解を信念とし、決意を固め、隣村の住人の話も聞きに行きました。
ある時は接触的に話を聞き、ある時はいさかい合う人達の傍で、調和になることを信じ、黙って祈っていました。


一年後。
あなたの住む村と隣村は、お互いを助け合う平和な関係になっていました。
ある時、隣村に住むあなたの友人の一人が言いました。
友:「あなたってすごいわね。まるで平和の天使みたい。」

ユ:「この調和のペンダントのおかげよ。私は何もしていないわ。」

友:「そんなことないわ。ペンダントはただのきっかけよ。
あなたの内に秘めた大きな優しさが、あなたの決意によって広がって行ったんだと私は思うな。」

その後も、あなたの村は常に平和でした。
そしてその中心には目立たないけど、必ずあなたがいます。
いつもキュッと固く結ばれている口元でしたが、村人には、わずかに微笑んでいるようにも見えたそうです。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆  終わり  ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


*これは、あなたの魂の性質や過去世や意志などを総合的に分析し、物語にしたものです。
この英雄はあなたの一部であると同時に、今気づいてほしいあなたの一側面でもあります。


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