LH企画 「ロネスト」 エルフ族 | ミカエルウェブ

LH企画 「ロネスト」 エルフ族

【M様の心の中の英雄】

お名前 ・・・ロネスト
種族と性別・・・エルフ族の男性(少年)
リクエスト・・・褐色の肌の少年
アイテム ・・・勇気の冠

【アイテムの解説】
ひらめき電球勇気の冠
共鳴キーワード・・・「力強き真心」

黄金と赤、青、緑の宝石によって作られた冠で、身につけた者の心に宿る勇気の力を引き出すという。
かつて大国によって滅ぼされたある小国の王子が身につけていたらしい。
王子は己の命の誇りにかけて大国へ堂々と立ち向かったが、大きなケガを負い、その後亡くなった。
その時に、王子は身分の低い何者かにこの王冠を託したと言われている。
一説では、この王冠に王子の魂の想いも宿されているらしいが、その真偽は誰も知らない。
ただ身につけた者だけが知ることができるだろう。


M様 ロネスト エルフ族



【ミカエル君が伝える、あなたの心の英雄譚】

あなたは、褐色の肌をしたロネストと言う名のエルフの少年でした。
あなたは仲間の中心になれるカリスマ性を持ちながらも、周囲への細やかな配慮ができ、
みんなと調和する力を持っていました。
それはあなた本来の優しさとそれを支える強さから表現されているものでしたが、
まだ少年だったあなたは、自分に対し、自信を持てないでいました。


ある時、あなたは友達のエルフの少年達と森で遊んでいました。
子供は立ち入っては行けないと言われている“古の森”の奥深くの木の影で、あなたは美しい冠を見つけます。
仲間達と話し合い、これは誰にも言わず自分達の宝物にしようと決めました。

そしてその冠をかぶり、王様ごっこをして遊んでいた時のことです。
あなたの頭に、何やら若い男性の声が聞こえてきます。

?:「この“勇気の冠”は、そのように権力を乱用し、仲間を支配するためにあるのではない。
真の王とは、己の力の使い方を知る者なり。」


それは他の誰にも聞こえなかったらしく、あなたがかぶった時にだけ、冠が話しかけてくるようです。
あなたは不思議に思いながらも、冠をバッグの中に入れ、帰宅しました。

数日後、あなた達はエルフ族の大人に呼び出されました。
どうやら、立ち入り禁止の古の森に行ったことが知られてしまったようです。
あなたの友達の一人が、大人達に囲まれ問い詰められています。
あなたはその様子を、大きな木の陰から見ていました。

古の森へ行ったのは、あなたを含め4人いましたが、
大人達を前にした友達は、「自分一人で行った」と言い、あなた達をかばいました。

その友達は、あなたにとっても大切な者。
あなたは、自分も名乗り出て共に罪を受けるべきだと考えましたが、なかなかできませんでした。
いろんな怖れがあなたの全身を襲い、あなたはその場にうずくまってしまいます。

フ:(どうしよう・・・どうしよう・・・。
もし出ていったら、怒られるに決まってる。
怒られるのは嫌だ。
もしバレたら、これからみんなにどう思われるんだろう。。
禁を破った僕は、どうなっちゃうんだろう・・・。)


怖れに飲み込まれ混乱していたその時、バッグの中から熱さを感じました。
あなたは、隠してあった勇気の冠を取り出します。
それはまばゆく輝きながら、「今こそ、かぶりなさい」と言っているように感じました。
あなたは、そっと冠を頭に乗せます。
すると、初めてかぶった時よりも鮮明に不思議な力強い声が聞こえてきました。

?:「結果や他者からの評価を気にするのではなく、自分の心に正直でありなさい。
君の優しくも大きな心は、愛を貫こうとする意志によって表現される。
その意志を勇気と言うんだよ。

問題がいかに大きくとも、どんなに怖くとも、それに立ち向かう勇気が君にはある。
感じてごらん。
自分の中に息づく力強い真心を・・・。
何物をも乗り越えられる勇敢で正直な心を・・・。

成功するためではなく、怖れに向き合い、一歩でも前進すること。
一歩でいい。まずは一歩でいいんだ。
仲間達を信じてごらん。
友達が君の勇気を待っているよ。」


胸の奥から熱い力が全身にみなぎってくるのを感じたあなたは、冠を手にし、みんなの前に翔け出ました。
そして大人達の目の前で、全てを話します。
膝が震え、背に汗をかき、今にも泣きそうにんりながらも、正直に・・・。
そのあなたの勇敢な行為に触発され、他の友達2人も名乗り出てきました。


結果として4人とも厳しく注意されましたが、それ以上のおとがめはありませんでした。
さっきまでの混乱はどこに行ったのか、その時のあなたの心は清々しい気持ちでした。

自分の想いを正直に伝えられたこと・・・。
怖れに打ち勝ったこと・・・。
エルフの仲間達の深い愛を感じられたこと・・・。
そして何よりも、友達との絆がさらに深まったことが一番嬉しかったようです。


勇気の冠は、その後いろんな者が試しましたが、誰一人不思議な声は聞こえず、
長老の計らいであなたが所有して良いことになりました。
あなたはその煌く冠を、あの時の自分の“勇気の証”として枕元に大切に飾っておきました。

あなたは毎晩ベッドにつく時に、その冠を見てつぶやきます。

ロ:「僕の中には、力強い真心がある。
それを引き出すのは僕自身。
そして僕には、いつでもそれができる勇気があるんだ。」


勇気の冠は、微笑んでいるように小さく優しく煌き、あなたの寝顔を照らしていました。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆  終わり  ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


*これは、あなたの魂の性質や過去世や意志などを総合的に分析し、物語にしたものです。
この英雄はあなたの一部であると同時に、今気づいてほしいあなたの一側面でもあります。


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