ロンドン、パリ、長野、ソウル、各地で騒ぎに騒ぎまくった聖火。

スポーツと平和の祭典であるはずのオリンピックが、

どうもいつもと違うようです。とても複雑です。


個人的に言うと、中国という国(一党独裁共産主義)は大嫌いです。

アメリカにいたときは、チベット人と一緒に働いていたこともあり、

彼らのヒマラヤ越えの話や、亡命生活の苦難を聞くだけでも、

チベットの現状が容易に想像できるし、明らかに中国政府は

チベットやウイグルの人権、自由、人間の尊厳を無視しています。

スポーツと平和の祭典、オリンピックを開催する資格は中国にはない。


一方で、オリンピックに出場したアスリート、また現在も目指している

アスリートを個人的に知っているだけに、ボイコットといった

彼らの努力が泡のように消えるような状況は、悲しすぎます。

だから、ボイコットしろなんてことは言えない。

オリンピックにかけるアスリートの純粋な心を見るとき、

それは本当に貴く、美しいです。


複雑な心境。なぜ北京が開催地となってしまったのか...


しかし、オリンピックはもともと政治の場でもありました。

ナチスはベルリンオリンピックを政治利用し、

ミュンヘンオリンピックでは、パレスチナの過激派がイスラエル選手団を

殺害、モスクワオリンピックは、ソ連のアフガン侵攻のため、西側諸国は

ボイコットなどなど...


非常に複雑です。現実北京がボイコットされたり中止されることはないでしょう。

ただ、これがきっかけでチベットやウイグルが良い方向へ向かえば。


アスリートには最高の舞台があらんことをただただ願う。



トリノにて

トリノオリンピックに出場したあるアスリートの

サポートのため、イタリア・トリノに10日ほど

滞在しました。その時に出くわした聖火。

目の前を聖火が通った時、涙が出そうになりました。

本来は、美しいものなのです。