きのう、某番組に「瀬戸内寂聴さん」が出演されていて、

「不倫」というテーマの話題についてこんなコメントをしていました。


「不倫も、真剣にお互いのことを想えば

 ”純愛”になるんですよ」


たしか、こんなニュアンスのお話。

ものすごく胸にしみました。



不倫ではないけれど、

彼がいながらお兄ちゃんに惹かれていった私。

最初は、遠距離恋愛の淋しさを癒す「お兄ちゃん」だったけど、

気付いたら、いつもそばにいてくれて

大切にしてくれて、大切にしたくなっていて、

離れたくない一番の存在になっていたお兄ちゃん。


結局彼に別れを告げて、

私はお兄ちゃんを選んだ。


婚約こそしていないにしろ、

結婚まで考えていた彼に別れを告げてでも

私はお兄ちゃんと一緒にいたいと思うようになってた。


”純愛”だったんだな、なんて思ったりして。



今、こうして、お兄ちゃんとうまくいかなくなって、

ふとあの頃を振り返って。


「条件」で言えば、結婚相手として理想通りだった昔の彼。

別れたことを後悔してる?



ううん、全然、後悔なんかしてない。



たとえこのままお兄ちゃんとダメになっちゃったとしても。

私は、あの時、彼と別れてお兄ちゃんと過ごしてきたこと、

よかったと思える。


どんなときでも味方になってくれるという心強さ。

どんなときでも信じてくれるという幸せ。

どんな私でも受け入れてくれるという安心感。

喜びも、悲しみも、お兄ちゃんだったから味わえたいろんな感情がある。



そんなことを考えていたら、

やっぱり、私にはお兄ちゃんがどれだけ大切で

かけがえのない存在なのかって思い知った。


お兄ちゃん。


またいつもみたいに

そばで笑って。

頭をなでて、抱きしめて…




素直にそう言えたらいいのに。

それができないから

こうして日記につづってる。



「今は何も言ってあげられないし

 何もしてあげられない」



こんなこと言われたら、

私も、もう、何もできないよ…


5月が終わったら

何か変わるのだろうか。