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虹羽(こう)です。
今日は昨日の雨の一日とは打って変って、
朝から気持ちよく晴れたお散歩日和。
「この道をワンコと一緒に歩いたなぁ」
なんて思いながら図書館まで歩いて行ってきました。
実は今朝、離れて暮らす妹から
ワンコが虹の橋を渡った、
という連絡がありました。
写真は元気だった頃の一枚です。
昨日、妹とZoomを繋いで
一緒に夕ご飯を食べていた時に、
「昨日から具合が悪くて元気がないんだよね」
と聞いていたんです。
足腰も弱くなってるし、お年のせいかしら?
なんて話していました。
昨夜は画面越しに見ても、目に光がないな、
と感じていましたが…。
昨夜遅くにちょっと吐いたので、
妹が「朝になったら病院に行こうね」
と声をかけて、早朝気になって見たら、
ベッドで、丸くなって眠ったまま
冷たくなっていたそうです。
「おとなしくて穏やかな性格で、
最後まで手のかからない子だったよ」
と妹。
保護施設からお迎えした子なので、
家族になった時は多分10歳近くの
すでに成犬だったため、
最初からあまり長く一緒に居られないことは
理解していたのですが、
やはりショックで悲しいですね。
妹と、私達家族にたくさんの笑顔をくれました。
とっても可愛くて良い子で、感謝しかありません。
命の大切さを、
身をもって教えてくれた存在でもあります。
さて、今日図書館に行ったのは、
10日の月曜に、予約していた本が
貸出可能になったとの連絡があったので、
受け取りに行ったのですが、
なんと入り口に
「本日休館日」
の張り紙が!!
「図書館カレンダー」をチェックしていなかったー
借りる予定の本は
『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』。
2018年にエベレスト登頂に失敗し、
下山途中で滑落死した登山家、
栗城史多(くりきのぶかず)さんを追った作品で、
第18回開高健ノンフィクション賞受賞作。
「栗城史多とは何者だったのか?」
元ニートの登山家として
(実際はそうではなかったのですが)
メディアに取り上げられて、
華々しく活動していた栗城氏が、
両手の指9本を失いながら
〝七大陸最高峰単独無酸素〟登頂を目指した顛末。
エベレスト登頂を
インターネットで生中継することを掲げ、
大きな注目を集めていたので、
登山にさほど強い興味のなかった私でも
当時の事は覚えていました。
有名登山家たちからは無謀すぎる挑戦に対し
否定的な見方をされていましたし、
私も「まるでワイドショーのようだなぁ」と
少し冷めた目で見ていたのを覚えています。
ですが、今年2月下旬だったでしょうか、
この本の著者の方の記事を読み、
当時の事を思い出したのと、
何かもやもやするものが残った
「事件」だったので、
いったい「あれ」は何だったのか?
知りたくて、
読んでみようと思ったのでした。
当時、何の関係のない私が見ても、
それはタイトル通り、まるで
「劇場」のようだったと記憶しています。
もしかして彼は追い詰められていたのかも?
挑戦をせざるを得なくて、
引くに引けなくなってしまい、
もしや自ら選んだ結末だったのかしら?
などとと考えてしまいました。
ネットでレビューを読んでいると、
うまく表現できないのですが、
色々と複雑な感情も
掘り起こされそうな気がする一冊であります。
そして、
「もっと彼が自分の命を大切にしていたら」
と思わずにいられない気持ちは
当時と変わらない気もしています。