ご訪問ありがとうございます。
虹羽(こう)です。
先日、前橋市の
「はっぴーすまいる」さんに行った帰りがけ、
書店に立ち寄って内容を確認し、
「これは面白そう!!」と購入しました!
『手相刑事の鑑定術 大悪人からダメ男まで、手相が明かす「超法則」』
少し前にネットの新刊紹介記事で見て、
気になっていた本です。
本物の刑事さんが、
鑑識の仕事を通して見出した「超法則」!
なんて、手相に興味ある人だったら
タイトル見ただけでワクワクしちゃいますね!!
「手相刑事(デカ)」を名乗る
著者の江幡龍氏がおっしゃるには、
実は手相を見る機会が多いのは、
手相家に次いで
「刑事」と「鑑識」の人達なのだそうです。
テレビドラマなどでよく見る光景で、
犯罪現場で鑑識の人が
あちこちで指紋採取をしていますが、
犯人の指紋と区別するために、
その場に関係のある、
ありとあらゆる人の手型(指紋)を
採取しなければならないため、
現場によっては対象者が20~30人にもなるので、
刑事さんも一緒に採取するとのこと。
もちろん刑事さんも鑑識さんも「手相」ではなく
「証拠」として採取しています。
でも、元々手相に興味のあった刑事の江幡氏は
これを豊富な手相のデータとして、
長年研究されてこられたのですね
大変なお仕事ではありますが、
「手相見」にとって、ちょっと羨ましい環境かも!
だって、なかなか「悪人」の手相なんて
見る機会ありませんもんね!!
冒頭から「へー!」っと感心する事ばかり
早速読み始めて感じたのは、何と言いますか、
悪人の手相でも、
「わりと普通に見かける相」
が多かった、という事( ̄◇ ̄;)
でもですね、
たとえば「傷害事件の容疑者の手相」。
異常に長く房状の感情線と
短く鎖状の頭脳線。
手のひらを横断するくらい長く、
そして線が乱れた感情線、
という特徴を挙げていらっしゃいました。
(感情線が乱れているのは愛情深いですが、
嫉妬深く感情の起伏が激しいことを表します)
とても長い感情線は、
たまーにお見掛けするのですが、
「執着心の強い激情家の相」
ともいわれるものです。
つまりカッとしやすくて執念深いタイプ。
(これは夫の女友達に暴行した妻の手相でした)
「頭脳線が月丘(小指の下)の下方、
手首近くまで伸びる長すぎる頭脳線」
と双璧をなす
「ストーカーになりやすいタイプ」です。
ちなみに月丘下方に長く下がる頭脳線、
こちらは妄想が暴走する人ですね。
でも、私が今まで見たこれらの相の人が
犯罪者だったかというと、
全くそんなことはなくて、
普通の真面目に社会生活を営む人達で、
情熱をもって仕事に取り組んだり、
想像力をクリエイティブな能力に昇華させて、
素晴らしい作品を生み出すなど、
良い意味でこの相を使っている方が多かったです。
(ちなみに短か過ぎる鎖状の頭脳線は
やはり短気で気分にムラがある事を表します)
他には「天下取りの相」と呼ばれる横一文字の線、
「マスカケ線」を持った車上荒らしなんかもいて、
たとえばその集中力やずば抜けた技術なんかを、
人のために役立つ仕事に活かせたら
凄く良かったんでしょうけどね。
(何せ「マスカケ線」は戦国武将をはじめ、
業界トップには必ずいると言われる天才肌の相です)
同じ相であっても、生い立ちや環境によって
(もしかしたら元々持って生まれた資質も)
相が持つ象意の使い方が違うので、
運も変わっていくのだな、ということを
まざまざと見せてくれている気がしました。
また、犯罪者には手相で「凶相」とされる
シマ(目型)が多かったり、
心神耗弱を表す細かい障害線や、
鎖状の線や乱れた線が多い、
という特徴もあったそうです。
細かい線で思い出したのですが…
↑参考までに、
中国手相でいう「離卦紋(りかもん)」
を挙げますね。
離宮(中指の付け根あたり)に集中して
乱雑な細かい線がある相です。
身寄りがなく生活が貧しい、
という凶相ですが、
手首に近い部分(坎宮)の肉付きが良いと、
晩年に出世し栄華を極める、
という良い意味になります。
凶相、といわれるものでも、
ずっと運が悪いわけではなく、
また心掛け次第でも相が変わって運も変わります。
罪を犯すという事は、
やはり良心の呵責に苛まれる事もあるでしょう。
それが手相の障害線などになって
現れるのかもしれません。
しかし中には全く余計な線のない、
生命線、頭脳線、感情線の3本しかない、
スッキリした赤ちゃんの手みたいな
手相の犯罪者もいたそうで、
この手相だと普通の手相鑑定では
「純粋で汚れのない性格」
とされますが、
犯罪者でこの手の持ち主は、
罪の意識を一切持たない、謂わば
「迷いを知らないダークサイドの犯罪者」
なのだそうです 怖っ!!
まだ読み始めたばかりですが、
目次を見ると、犯罪者だけでなく、
被害者になりやすい人の手相だったり、
手相で昔から言われてきた「常識」が
実はそうではなかった?!といった、
江幡氏の興味深い発見も書かれていたり、
逆に幸せを呼ぶ手相や恋愛の相性、
手相を使った開運法等など、
盛りだくさんな内容です。
自分の手相と見比べて、
どんな事に気をつけたら良いか、
どうやったら望む人生を手に入れられるか、
じっくり自分と向き合うツールとしてみても
面白いのではないでしょうか
長いこと手相鑑定をしている私ですが、
こんな角度からの見方もあるのか!
という発見だったり、
人間について色々考えさせられたり、
自分の鑑定を振り返ったりしつつ、
大変勉強になるなぁ!
と読ませていただいてます