ご訪問ありがとうございます。

 

虹羽(こう)です。

 

 

先日久々に市内の書店に立ち寄りました。

 

それほど大きくはないのですが、

 

私的には魅力的なラインナップが充実していて、

 

結構マニアックなタイトルも揃っている、

 

お気に入りの書店さんですラブ

 

ここでは専門的な占術関係の書籍も多く扱っていて、

 

行くたびにチェックしては次は何を読もうか迷うのも

 

楽しみの一つです。

 

ほんと、

 

「私以外にここら辺で

こんな本買う人いるの?!滝汗

 

と思うような専門書があったりするんですよーびっくり

 

また、哲学系の書籍も揃っているので、

 

時間を忘れて物色してしまいます。

 

書店はまさに私の「ワンダーランド」なのです爆  笑

 

で、そこの哲学書のコーナーで見つけたのが

 

レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』。

 

でも私にとっては「見つけた」というよりもこの場合、

 

「再会した」といった方が正しかったりします滝汗

 

実は20代の頃タイトルに惹かれて読み始めたのですが、

 

(なんだかロマンチックな響きじゃありません?)

 

当時の私には難解すぎて途中で挫折したのでした笑い泣き

 

 

フランスの社会人類学者で民俗学者、

 

クロード・レヴィ=ストロース(1908~2009年)による名著、

 

『悲しき熱帯』

 

 

 

 
 

 

レヴィ=ストロースは未開社会の構造を解明し、

 

「構造主義思想」ブームの火付け役となりました。

 

 

ではその、構造主義とは?

 

「構造(物事を成立させている仕組み)を分析し、

 

人間の様々なことを明らかにしようとする考え方」。

 

「構造」の定義とは、

 

変換を行ってもその前後において

 

属性が同じ関係を保つことである。

 

え?えーとですね…滝汗

 

 

まだきちんと理解と説明ができてないワタシ笑い泣き

 

そんな私でも『悲しき熱帯』は冒頭の

 

「私は旅や探検家が嫌いだ」

 

「それなのに、今わたしはこうして

 

自分の探検旅行の事を語ろうとしている」

 

という矛盾とも思える書き出しに、

 

なんとも不思議な魅力を感じてしまう作品です。

 

1930年代に、レヴィ=ストロースが

 

ブラジルのアマゾン川流域で行った現地調査による

 

4つの部族の分析と、自伝で構成され、

 

またヨーロッパ中心主義への批判も込められています。

 

松岡正剛さんの『千夜千冊』の317夜にも

 

この作品が取り上げられていますのでご参考までに。

 

 

松岡正剛さんの文章を読んでいると、

 

「やはりこれは面白そうだぞ!

 

もしかしたらある程度年齢と経験も重ねた今なら、

 

今度はきちんと読めるのではないか?」

 

とついつい思ってしまいましたチュー(錯覚?)

 

 

書店で再び手に取った『悲しき熱帯』、

 

見ると、棚にあったのは2巻のみ。

 

1巻2巻とあり、

 

前回私は1巻で早々に挫折したので、

 

やはりまずは1巻から読み直さねば!!

 

しかし、ここに2巻しかないということは、

 

1巻を買った人が近隣にいるということ?

 

つまりお近くにレヴィ=ストロースを読んでいる人がいるのね!!

 

(いらっしゃって当たり前っちゃあ当たり前なんですが)

 

ちょっと同士を見つけたようで嬉しくなりました!!爆  笑

 

 

2巻をぱらぱらとめくっていたら、最後の方に出てくる

 

「世界は人間なしで始まったし

人間なしに終わるだろう」

 

という言葉に胸を突かれました。

 

人類学者らしくない、

 

しかしやっぱり人類学者らしい、

 

と松岡正剛さんが評するこの言葉。

 

この言葉を繰り返しつぶやいていたら、

 

色々な思いや考えが浮かんできました。

 

 

今、世界が不穏で不安定な状態であり、

 

様々な意味で転換点を迎えているように感じます。

 

もしかしたらそう遠くない未来に、

 

人間の「終わり」の時が近づいているのかも?

 

などとつい不安になってしまうかもしれません。

 

でも、未来はたくさんの選択肢により無数に存在しています。

 

人生における大きな選択、

 

進学や就職、結婚など、それ以外にも、

 

たとえば今、こうしている時でも、

 

私たちは小さな選択を積み重ねて生きています。

 

いうなればこの「現在地」の自分は

 

過去の自分の選択の積み重ねで出来上がっています。

 

自分が選んで歩んできた道が、今の現実を作っています。

 

日々の選択の積み重ねにより人生が変わるなら、

 

未来が幸せになるような選択を重ねていきたいと思います。

 

 

(唐突ですが)太陽の寿命があと55億年くらいで、

 

地球も太陽の終焉とともに滅びると考えられています。

 

専門家によると太陽はその死を迎える前に、

 

地球の軌道近くまで膨張し、

 

水星、金星を飲み込んでから、

 

地球も飲み込まれるそうですが、

 

その前に太陽の熱で地球の生物が死滅する、

 

と言われていますチーン

 

地球の寿命はあとどのくらい? | 宇宙の星雲、惑星など、ワクワクする楽しみ方 (utyuu-tanosimu.net)

 

それが始まるのが17億5千万年後

 

地球滅亡!!

とはいえかなり先のお話ですよ笑い泣き

 

(ちょっとホッとしました?)

 

 

でも、その前に人類は火星よりも遠い、

 

どこか他の場所に移住しているかもしれませんよね。

 

そしたらレヴィ=ストロースの言葉みたいに、

 

人間なしでこの地球という世界は終わるのでしょう。

 

 

ともあれ、どんな状況に置かれていても、

 

未来への希望を捨てずに、

 

そして近視眼的にならずに、

 

最悪の選択は避けること。

 

たとえ雌伏の時でも

 

浮上のための努力を欠かさなければ

 

必ず次のチャンスはつかめますし、

 

明るい未来の扉は開けます照れ

 

素敵な選択を重ねていきましょう!!