あけましておめでとうございます門松鏡餅門松

2022年がみなさまにとって

 

喜びと幸せいっぱいの、

 

最高に素晴らしい一年になりますようにキラキラ

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

さて、今年は壬寅(みずのえとら)年です。

 

(正確には、今年は2月4日の5時51分の

 

立春をもって壬寅年となりますが、

 

実は昨年の10月頃から、

 

既に翌年のエネルギーが徐々に入ってきていました)

 

 

毎年、年末や年初に新しい年がどのような一年になるのか、

 

予測する記事が多く出回りますが、

 

東洋の古代思想によれば循環する六十甲子の

 

干支の意味と、過去のそれぞれの年の出来事から、

 

その年の傾向を読み取ることができるとされています。

 

 

「壬(みずのえ)」

 

陽の水、水の兄、「壬」は『説文解字』によると、

 

「壬」は人の脛(すね)に象る。

 

又は、人の懐妊の形。

 

とあり、漢和辞典で見ても、

 

「ふとい。中ほどが膨れる形」

 

とあります。

 

「壬」は十干の9番目であり、「陽の水」。


季節は冬を表し、また「妊」にも通じます。

 

陽は激しく動いたり、大きいという意味もあります。

 

「壬」は厳しい冬を意味しますが、

 

寒さの中でも次の生命をはぐくむ準備をしています。

 

 

「寅(とら)」

 

「寅」は「陽の木」で、十二支の3番目、季節は春です。

 

五行の「木」は春、誕生や成長、発育を意味します。

 

ちなみに虫偏に寅と書いて「螾」ミミズ。

 

ミミズは土の中で豊穣のお手伝いをしますよね。

 

春の芽吹きの頃、暖かくなると虫たちが動き出し、

 

ミミズも土中で動き回ります。

 

 

この「壬」(陽の水)と「寅」(陽の木)の組み合わせは

 

「水生木」「相生」(そうしょう)と呼ばれる、

 

水が木を育てる、水の壬が木の寅をサポートする関係です。

 

ここから、「壬寅」は厳しい冬の寒さを耐えながら、

 

春の芽吹きのために準備をする年、

 

ということが言えますね。

 

 

60年前、前回の壬寅年には

 

10月にビートルズがレコードデビューしました。

 

世界中を熱狂させたバンドが、

 

芽吹きの準備の年にデビューしていたとは、

 

なんとも感慨深いものがあります。

 

 

日本の歴史で印象的な事と言えば、

 

420年前の壬寅年、

 

慶長7年は徳川幕府成立前夜でした。

 

豊臣の世から徳川新時代へ移行させるため、

 

またその後260年以上続いた徳川家の栄華のため、

 

徳川方が陰で様々な布石を打っていた、

 

まさに胎動の年でした。

 

 

私自身、今年は基礎の基礎から勉強をやり直して、

 

次の段階へ進むための準備と、

 

再スタートの年にしたいと考えています。

 

 

厳しく辛い冬もいずれは終わり、暖かい春が訪れます。

 

前年、前々年と閉塞感に満ちた辛い年を

 

(昨年は辛丑年でしたし)私たちはよく耐え頑張りました。

 

暦の考え方として、

 

一年の前半は干支の「壬」の影響が大きく、

 

後半は「寅」の影響が強まるとされます。

 

すると前半はまだまだ冬のような厳しい状況が続きそうですが、

 

後半には春の蠢動のように

 

様々な物事が大きく動き出すと考えられます。

 

 

夜明け前が一番暗いと言いますが、

 

壬寅年が巡る今年のこの先には、必ずや、

 

大きな希望と輝かしい未来が待っていると信じています。