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虹羽（こう）です。
ナショナルジオグラフィック日本版に、
こんな記事が上がっていました。
6月11日、米マサチューセッツ州東端の
ケープコッド沖でロブスターを捕っていたダイバーが
ザトウクジラに「のみ込まれ」、
奇跡的に生還したと大々的に報道された。
マイケル・パッカード氏は、
強く押された感じがして
「次の瞬間には真っ暗闇の中にいた」
と、地元紙ケープコッド・タイムズに語っている。
クジラの口の中でもがいていると、
30秒ほどでクジラは水面に上がり、
パッカード氏を吐き出したという。
こんなニュースがあったんですね！
子供の頃読んだ
『ピノキオ』のお話では、
ゼペット爺さんとピノキオが
クジラに飲み込まれてしまう、
というくだりがあって、
「本当にクジラに飲み込まれちゃったら、
人間はいったいどうなるんだろう？」
とドキドキした覚えがあります。
その疑問がこの度
何十年ぶりに解決しました！
結論：
ほとんどのクジラは
人間を呑み込めない
え、ええっ！？Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！
普通のクジラの喉はとても狭く、
普段はせいぜい
大人のこぶしくらいの幅しかなく、
広がっても最大で直径が
40センチ程なんだとか！
先のニュースでは、
「うっかり」人間を
口の中に入れてしまったクジラさんは
相当びっくりして
慌てて吐き出したんでしょう(￣▽￣;)
以下も記事からの引用です。
地球上で知られる90種のクジラのうち、
人間をのみ込めるほど
大きな喉を持つのは、
マッコウクジラただ1種だ。
体長20メートルにもなる
この哺乳動物の食道はとても大きく、
巨大なダイオウイカを
丸ごとのみ込んでしまうこともある。
実際、14メートルに達することもある
ダイオウホウズキイカが、
マッコウクジラの胃の中から
発見されたこともある。
ごくまれに人間がクジラの口に
入ってしまう事があっても、
クジラは人間を食べないので
ほぼ偶然の事故だそうです(^▽^;)
マッコウクジラ（ハクジラ亜目）には、
歯があり、魚やイカが主食なのですが、
ザトウクジラやシロナガスクジラ、
コククジラ、ミンククジラなどの
ヒゲクジラ亜目は、
口の中に歯ではなくて
特殊な剛毛が生えています。
「クジラひげ」と呼ばれるこの剛毛を
ろ過器のように使って
大量の海水だけ吐き出し、
プランクトンやオキアミ、
小魚などの小さな獲物を
濾し取って食べます。
クジラがプランクトンなどを
海水から濾して食べている、
というのは子供の頃、
動物図鑑で見て知っていましたが、
喉がそんなに狭かったとは
知りませんでした。
そんな記事を読んでもまだ、
ゼペット爺さんとピノキオが
クジラのお腹の中で
感動の再会をする
ファンタジーな場面の挿絵が
脳裏に浮かんでくる私( ´∀｀ )
きっとゼペット爺さんとピノキオを
飲み込んだのは
マッコウクジラだったんだね。
ということにしときましょ(o^―^o)