ご訪問ありがとうございます。
虹羽(こう)です。
平日は会社員として
業務に追われていますが、
3月末から4月頭にかけては
特に通常の月末処理に
年度末の仕事が加わり、
(手際と要領が悪いうえ)
事務仕事の苦手な私は、
半べそをかきながら
PCの前に座っています(´;ω;`)ウゥゥ
身内の会社ですし、
どちらかと言えば
のんびりした雰囲気の職場なので
許してもらえることもありますが、
少しでも自分の
想定外のことが起こると
パニックになってしまい、
余計に失敗をやらかします。
書類の見落としや抜けなども多々(-_-;)
また、シングルタスクの脳みそで、
同時に複数のことができず、
効率が悪いのです。
理由は私の脳の特性にあります。
3年ほど前に仕事のストレスから
体調を崩して勤めを辞め、
半年ほどは精神的にも
随分と落ち込みました。
その時に
「なぜ自分は
できることとできないことの
落差が激しいのだろう?」
「他の人が普通にできることが
どうしてすんなりできないのだろう?」
と思いました。
好きなこと、興味のあることは
寝食を忘れて
何時間でも集中できるのに、
苦手だなと思うことは、
努力しても全く頭に入ってこないし、
やらなくてはならないことを
何となく先延ばしにしてしまい、
余計大変なことになってしまうのです。
オマケにものすごくそそっかしくて、
子供の頃から忘れ物も多く、
我ながら、マジで
“リアル・サザエさん”だな、
と可笑しくなることがありました。
また、学校での授業中は
一人空想の世界に遊んでいたり、
自分の知っている話題であれば、
先生の話を遮って喋り続けたり。
今思い出しても冷や汗が流れる
子供時代でした(;´Д`A
そこで以前から何となく
「もしかして自分には
発達障害があるのではないか?」
と疑っていたこともあり、
思い切って精神科を受診しました。
最初、担当医師は
「最近、芸能人なんかがテレビで
自分は発達障害だとか言うもんだから、
受診する人がすごく多いんですよ」
と何とも迷惑そうでしたが、
私が
「検査を受けて、
何もなければそれで良いので、
念のためお願いします」
と食い下がったところ、
渋々「それでは…」と
診てもらえることになりました。
一通りの検査をし、
結果を聞きに再度病院へ行くと、
担当医師が今度は穏やかに
「かなり黒に近いグレーで、
ADHD(注意欠如多動性障害)
の疑いが濃厚にあります。
ただ自閉症スペクトラムは無く、
IQも高いですよ」
と言われました。
やっぱりそうか、と思うと同時に、
少しホッとしました。
小さい頃から読書が好きで、
興味のあることはよく覚えたし、
勉強はそこそこできたため、
発達障害は見逃されていたわけです。
ただ、妹と違って
親からは集中力のない子供、
と思われていました。
ADHDの代表的な特徴としては、
1.不注意でのミスが多い
2.じっと落ち着いて仕事ができない
3.集中力がない
4.計画を立てて先を見通すのが苦手、
優先順位がつけられない
5.マルチタスクがこなせない
6.衝動性があり、
反射的に行動してしまう
などがあります。
頑張っているのに失敗が多くて
怒られることも多く、
委縮してしまい、自己肯定感が
限りなく低くなっていました。
ですが、その原因が
努力だけでは
治らないものだとわかれば、
また別に対処の方法もあります。
たとえば上記の特徴を逆手に取った
仕事を選ぶのがベストですね。
注意力散漫な所は、
色んな事が頭の中に浮かぶため
発想力があるとも言えるので、
クリエイティブな職種に
向いていると言えます。
じっとしていられない衝動性は
出張の多い営業など、
動き回るような仕事向き。
自由に動けないとダメで、
管理されるのが苦手な
ADHDは多いようです。
一番良いのは自分で起業する事、
かもしれません。
現在の私は、
最も向かない職種、
総務と経理をやっているので、
職場ではこまめにメモを取り、
いつも見る所に貼っておいたり、
細かく
「やることリスト」
のチェック表を作ったりしながら、
なんとか日々乗り越えています。
ところが、
そんな一般的にダメダメな私が
人様に褒められ、
喜んでいただける場面があるのです。
それは、占術の鑑定。
好きなこと、
興味のあることなので、
深く掘り下げて勉強するため
知識も身に付きますし、
(過集中するので)
お客様と対面していると、
他の音は聞こえなくなるくらい、
鑑定に集中できるのです。
自分の好きなこと、
興味があって得意なことを
仕事にできれば
ADHDの人間にとっては
人様に迷惑をかける
頻度も減りますし、
自分も生き生き働けます。
今はまだまだ職場で
多大なる迷惑を
かけまくっている私ですが、
そんなに遠くないうちには、
周囲の足を引っ張らないよう、
また自分の特性を生かせる
仕事ができるよう、自分の道を
開いて行きたいと思います。