ご訪問ありがとうございます。

虹羽(こう)です。


私は群馬県の西部に住んでいます。

杉山が近くにあるので、

今の時期はいつも

屋根や車がうっすらと

ホコリを被ったように

杉の花粉が積もっています。


毎年そんな状態なのに、

今まで家族には奇跡的に

花粉症の人はいませんでした。


ところが、

70歳を過ぎた父が突然発症!


こんな高齢になれば

もう関係ないと思っていたら、

まさかの出来事に、

私も

「もしやこれからか…?!」

とビビっております(゚o゚;; 


が、最近中医学の

初歩の初歩ではありますが、

勉強を始めて、

「病気になるのは

身体の陰陽五行のバランスが

崩れるためである」

ということを学びました。


テキストの

「病因学説」

の項目を読んでいたら、


「外因」(がいいん)

「内因」(ないいん)

「不内外因」(ふないがいいん)


という言葉に出合いました。


このうちの「外因」とは、

自然界にある

邪気(病気の原因)が

皮膚や毛穴、

鼻や口から

体内に侵入する事で

病気を引き起こす、

というものです。


自然界には万物の

成長、発育、成熟

に対して欠かせない

六つの異なる気候の変化があり、

(風、暑、火、湿、燥、寒)

これを六気(ろっき)

と呼びます。


暖冬や冷夏、

または台風などにより

六気に異常が起こると、

私達人間の身体の

防衛能力が低下し、

抵抗力も落ちてしまい、

六気は病気の原因となります。


これが、


風邪(ふうじゃ)

暑邪(しょじゃ)

火邪(かじゃ)

湿邪(しつじゃ)

燥邪(そうじゃ)

寒邪(かんじゃ)


という

「六淫邪気(ろくいんじゃき)」

に変化します。


この六淫邪気、って文字を

初めて見た時、なんだか

山田風太郎の小説に出てくる

妖しい忍術の名前っぽいなぁ、

と変な想像をした私(^^;;

(『魔界転生』とかに

出てきそうじゃありません?)


ええっと、

横道にそれましたが、

六淫邪気の筆頭が

「風邪」でして、

これは春によくある邪気です。


風邪、カゼというと

くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、

喉の痛みや咳、発熱など、

いわゆる「風邪症候群」

を思い浮かべますよね。


中医学で言う「風邪」は、

上半身に見られる

病気の原因とされます。


春先の花粉症のくしゃみ、

かゆみ、目の腫れなど、

顔に現れる症状の原因が、

この風邪です。


また百病之長、と言われ、

多くの病気の原因が

風邪であることを意味します。

 

風は一年中吹いていますから、

身体に侵入しやすく、

病気を引き起こすと考えます。

風邪は年間を通じて現れますが、

特に春に多いとされます。


高く軽く舞い上がる風の性質が、

人体にも投影され、顔面など 

上部に症状が見られます。


急速に発病し、

患部が移動したり、

身体のふらつきがあるのも

風邪の特徴です。


そしてうちの父親の花粉症です。

最近身体の冷えを訴えていて、

風邪もよくひいていました。

元々アレルギー体質でもあります。

完全に気血の巡りの不調による

身体の抵抗力不足です。


まだ舌診はしていませんので、

弱っているのは脾(胃腸)か

生命力を司る腎なのか?

それを見てから養生の

対策を立てようと思います。