3曲目They Don't Really Care About Usのナレーション:意味 | マイケルジャクソンTHIS IS ITがものすごい件

3曲目They Don't Really Care About Usのナレーション:意味

マイケルジャクソン THIS IS IT
映画上映中ずっと、歓声を上げそうになるのを必死でおさえるのに苦労しました。
強烈にカッコイイシーンがいくつもありました。

その中でも「こ、これはすごい・・・」と息を呑むほどのシーンの一つに
「They Don't Really Care About Us」の中のワンシーンがありました。


They Don't Really Care About Us は映画の中で、オープニングの「Wanna Be Starting Something」、2曲目の「Jam」に続いての3曲目になります。


11人の男性ダンサーが1100万人に増えた巨大映像のもと、曲が進み、11月26日の記事でも紹介した女性ギタリスト、Orianthi(オリアンティ)のソロにマイケルがパフォーマンスを重ね、その直後、ダンサーとマイケルが正面を向いて敬礼している場面です。

$マイケルジャクソンTHIS IS ITがものすごい件-They Don't Really Care About Us

ここで男性の声でナレーションが重なります。

"in what will go down in history as the greatest demonstration for freedom in the history of our nation."


日本語訳、その意味としては、

我が国の歴史の中で、自由、フリーダムのために最も偉大なデモンストレーションとして歴史に残る集会に


このナレーション、マーチン・ルーサー・キング(Martin Luther King)の声です。

1963年8月28日、ワシントンDCで数万人の聴衆の前で行われた演説の最初の言葉の1部です。



全世界を40年以上感動させ続けてきたマイケルジャクソン。
マイケルとしてはおそらく最後の記念すべきツアー。
万感の思いで集まった数万人のファンが集まるそのツアー。

それはマーチン・ルーサー・キングのその言葉どおり、『我が国の歴史の中で、自由、フリーダムのために最も偉大なデモンストレーションとして歴史に残る集会に』なったことでしょう。


「今回のマイケルのステージ、コンサート、それはまさに歴史的瞬間なんだ」

このナレーションを聞き、マイケルのステージを見ることができたら・・・
何十、いや何百人もの人が失神するようなものすごいツアーになったんだろうなー、とも真剣に思えた瞬間でした。



ツアーが実現することはついに幻になってしまいました。

しかし、その幻のツアーが、映像として、世界何千万の人に届けられ、様々な思いの中で、マイケルのすごさを共有することができたこと。

これは歴史に残る出来事であったことは間違いありません。



マイケルジャクソン。

2世紀にわたって世界を魅了した偉大なアーティストはエンターテイメントの歴史に前人未到の軌跡を残しました。

THIS IS TI はその集大成ともいえる強烈な作品なのです。


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(They Don't Really Care About Usの映像は11月26日の記事をご覧ください)