今後の作業方針を考えました。主眼は楽に作業する、ではなく安全に作業することにあります。この赤城は1メートルを超えるサイズのためそれなりに質量もあります。細かな艤装を行う際、赤城の位置をその都度変える行為は破損のリスクが高くなります。

できるだけ赤城の位置を変えずに艤装するには、現在実施中の左舷の艤装をやり終えてから、右舷の艤装に移行するのが良さそうです。

悩ましいのはアンテナマストの空中線でしょうか。左右均等に見えるように張りたいのですが、片舷づつの作業になるとバランス調整がやりにくそうです。


左舷側の残りの作業は以下のとおりです。


・落下防止網2個(支持金具自作)

・艦中央部の待避所の溶接跡の追加 1ヶ所
・飛行甲板後部の排水管(自作)
・アンテナマストの空中線(自作)
・飛行甲板への梯子(自作)
・信号楼下の信号旗収納柵(自作)
・舵柄信号標/速度標(自作)
・舵
・25㍉対空機銃
・カッターの縄梯子(自作)
・カッターのオール(自作)
・プロペラガード(自作)

基本的には艤装は奥から行います。手が届かなくなる部位がでないよう、手前からは行いません。また、艤装の際はうっかり既設の艤装を壊さないようにする事が大切です。特に死角や影にある手摺には十分な注意が必要です。気をつかないと壊しているのか作っているのかわからなくなりますから。

作業順番はおおよそ次のとおりになりそうです。
丸数字が作業順番になります。

⑪落下防止網2個(支持金具自作)
⑥艦中央部の待避所の溶接跡の追加 1ヶ所
⑩飛行甲板後部の排水管(自作)
⑨アンテナマストの空中線(自作)
②飛行甲板への梯子
①信号楼下の信号旗収納柵(自作)
⑧舵柄信号標/速度標(自作)
④25㍉対空機銃
⑦カッターのオール(自作)
⑤プロペラガード(自作)

信号檣後ろの信号旗収納柵から作業にかかります。


柵の自作

プラ棒で柵を作りました。0.3㍉のプラ棒が大活躍ですね。

▼形状はいい加減です。調べても実物の形状がわかりませんでした。

▼次に防風のために取り付けられているキャンバス布を和紙で再現します。長めに貼りましたので、甲板に取り付ける前に余りをカットしておきます。

▼こんな感じになります。収納されてある旗は良くわかりませんでしたので、割愛しました。いずれ再現したいところです。
今気が付きましたが、飛行甲板の継ぎ目の場所が違いますね。信号檣の前方に継ぎ目がある資料が多いのですが、アシェットさんの赤城は後ろにあります。ここは「諸説あります」と解釈しておきます。


飛行甲板の梯子

左舷側、飛行甲板の梯子を取り付けました。配布された部品が上手く嵌まらずに手こずりました。ここのスポンソンの床に縞鋼板のエッチングパーツを貼ったため、厚み分だけ梯子が干渉しました。
▼まずは左舷側の2個を取り付けました。



高角砲の防護綱交換

▼高角砲の防護綱を色が薄いものに交換しました。糸を細いものに変え、スケール感を損なわないようにしました。


▼交換前の防護綱。色が濃いため気に入りませんでした。

プロペラガード

▼船体に空いていた穴に合わせて、プロペラガードを作りました。真鍮線で簡単に作りました。


待避所の接合部

▼左舷側最後の待避所接合部を再現しました。0.3㍉のプラ棒を使いました。


▼マスキングなしでエアブラシで塗装しました。細吹きすれば割と何とかなります。


25㍉対空機銃

▼これを塗装して取り付けていき。3Dプリンターで印刷された機銃です。精密ですが銃身が折れやすいのが玉に瑕。

▼左舷側後ろのスポンソンに25㍉対空機銃を4基搭載しました。

▼左舷側前方のスポンソンにも機銃を搭載しました。

と言うことで、今回は①〜⑥まで片付けました。
左舷側の残作業は以下の通りになります。


⑪落下防止網2個(支持金具自作)
⑥艦中央部の待避所の溶接跡の追加 1ヶ所
⑩飛行甲板後部の排水管(自作)
⑨アンテナマストの空中線(自作)
②飛行甲板への梯子
①信号楼下の信号旗収納柵(自作)
⑧舵柄信号標/速度標(自作)
④25㍉対空機銃
⑦カッターのオール(自作)
⑤プロペラガード(自作)


細かくて何処が変わっているのか分からなくなることがあります。