人間の欲は無くならないが、それを抑えて社会生活を送っている。その欲も価値観の違いで解釈が変わっていく(笑)
戦争が無かった時代は平成だけ。平和な世になっても、歪みはある。(資本主義を追求、格差が激しい、国力の低下、市場の幻想)
歴史は繰り返すが、螺旋階段のように、人間の叡智は深化していると、信じたい。

 人間は業の深い動物。だが、自然界の生き物は、法則に従い、生態系を保つ。気候、環境の変化についていけず、絶滅した種もあるが。

 いろんな人がいる。だからいろんな意見が生まれ、いろんなベクトルで生きていく人がいるし、いろんな正義が生まれる。
だからこそ自分が出来ること、やれることをしっかりすることかな。「する」の輪を広げていく。
外に期待しても、決して自分の思った通りに物事は進まない。

 我(エゴ)から離れ、自他を区別しない境地になかなか至れない我々がするアプローチとして、いくつか例を挙げてみようと思うのですが、いかがでしょうか。

 話が長く、声が大きく、座って、じっとしているのが苦痛になる。聞き流そうにも、声で耳が痛い。

 

著作権フリー

 

①さて、ウンザリした顔をする。イライラと貧乏ゆすりする。後で愚痴る。
これで、相手が変わるか? 否、相手は通じてないと思い、さらに、ゆっくり、同じ繰り返し、声が大きくなるだろう。しかも、反応を気にして、ちらちら凝視される。マジかよ~⁉
 あ〜、
②退席するのも、ひとつの手だが、

 問題解決法としての反面教師にする。
どういうことかと言えば、③愚痴ってたことの反対のことをすればいい。ね、簡単でしょ? そのままひっくり返せば、話し方教室、スピーチのコツなんて読まなくていい。
『短い言葉で、はきはきと、適度な速さで、抑揚をつけ、心地がいい声、滑舌よく、重要なところだけをさりげなく繰り返す。「これだけは覚えてほしいのですが…」「他では言わないことなのですが…」「これだけは忘れないでください…」「3つのコツがあります。1つは…」とメリハリをつける』
実際にできるかどうかは別として(笑)

 とは言っても、「反面教師にする」のは飽きた。耳が痛い!退席できないのなら、人間ウォッチング。
俳優さんがやる方法。④その方は、話が上手い役柄でなく、逆を演じている。不慣れな役柄を一生懸命演じているのだと(笑)。
常に話すことに慣れていると、(けしからん!) (講話、プレゼンテーション、営業はこれじゃやっていけない!)と思いがちですが、
自分基準でなく、「説得する、大勢の人に伝えるために話す必要がない環境の人」もいる訳です。ただし、主婦は家族をまとめる号令、司令塔(仕切り屋)でもある(笑)。
 これが想像力。

 また、⑤「自分の甥っ子、娘が初めてで頑張ってるな〜」と投影し、温かい目を向けるのもあり。
(セミナー代返せ!) (貴重な時間を無駄にした)と思うよりは、精神上いい。何も相手はわざとやっているのではないのだから。

 また知り合いから、⑥(あの人は最近耳が…みたいだよ)と聞かされ、ああそうか!それで声が大きく、ゆっくりになったんだな、と得心。神様かエスパーでないと無理か?

 好きか嫌いかの主観的な感情を、客観視するひとつの方法として、
「たまたま乗りこんだのが、女性専用車だった」のお題に、

 

著作権フリー

 

①「恥ずかしくて逃げ出してしまう」
②「まあ、こんなこともあるかな」
③「そうならそうと書いておけ!」
の3枚の紙をわからないように書きシャッフルし、くじ引きする。そして演じるロールプレイング。
 書いた人が監督になり、メガホンで演技指導。

①(そんなつもりはなかったんだ。面倒はゴメンだ) (朝から疫病神に取り憑かれている) (帰りに引き寄せの法則を買おう)「すんません!すんません!」と低姿勢でひたすら謝ってやり過ごす役柄。

②(話せばわかってもらえる) (ま~そんなにややこしくならないだろう)謎の笑顔。もっと融和的にの演技指導が入る。いい人になれってことか?

③(向こうの不手際だ) (乗客に迷惑をかけた) (ウチの会社なら始末書ものだぞ!)、瞬間沸騰器のごとく叱ることでしか伝えられない。止まらない批判だ。もっと激情をぶつけろ~!の演技指導(笑)

 様々な人格、様々な人生、様々なストーリーを追体験する。人間理解。
どうでしょうか。小説は、本を開くだけで、脳内で辿れる。しかも劇場に自由に出入りできる。自分のペースで味わえる醍醐味。時空を越えどこへでもいざなってくれるだけではなく、誰かの気持ちに思いを馳せることも可能にしてくれる想像力だ。