「徳似海寿似山(とくはうみににてじゅはやまににたり)」
「徳は海の如(ごと)し、寿(いのち)は山に似(に)る」
 善行は海のように広く深く、営む命は山のように高く悠久である。
 「寿山万丈高。福海千尋深」と書かれている伸聞詩の一節で、人の福徳を祝う中国の慣用的表現です。
 めでたい年、長寿を祝う言葉であるが、長生きするのであれば、徳を積む、天に宝を積む年の重ね方をしたいものだ。
「かく生きたい!」という気持ちが伝わってくるよね〜。ただ徒(いたず)らに年を重ねるのではなく、
人生の実りを謳っているのかな。
 禅僧が好んで書く墨蹟だそうです。
 人徳、尚(なお)、敬愛される上皇様、上皇后様にぴったりだね~☆

 

image

著作権フリー

 

 令和は、高齢化の問題があり、今は、4人に1人が65歳以上だが、2030年には、3人に1人が65歳以上の方になる。昨今、アクティブな活動的な、人任せにしないで自分たちで色々考えているシニアが増えてきた模様。
大果に、残された時間の中で何ができるか。
獲得した多くの智慧を、若い世代を支えるために使う。
終活、人生の総決算。
智慧ある翁(おきな)として、後に続く者を導く。

 通学路で児童を見守るボランティアの緑のおじさん、孫の世話で共働き世代を手伝う祖父母etc、見かけますね。

 「一億総~(時代)」が言われているが、2053年には、一億割れを迎える。
 猫も杓子の「一億総中流」の幻想は崩れ去って、「一億総白痴化」、映画やテレビなどの娯楽によって政治、社会への関心をそらそう的なフリーメイソンみたいだな、「一億総懺悔」、昭和天皇陛下、上皇様、上皇后様が真摯に向き合ってこられた、みんな一緒、「あの家は~どうのこうの。なんでウチは、あんたはそうしないの?」なんてやめて!
 来るべき令和は、オ・リ・ジ・ナ・ルのオンリーワンのオーダーメイドの人生を生きる時代かな~

 

著作権フリー

 

 山派、海派に分かれるんだけどね〜♪
 海は、
「地球上の生命はみんな海から生まれた。地球がすべての生物の母であるとすれば、海はその子宮である」ジャック・マイヨール(1927〜2001)フランスのフリー・ダイバー、映画「グラン・ブルー」のモデル。
人間の体内の水分比率は、7:3であり、海と陸地の比率と同じなんだって。

 山の魅力については、他の禅語の記事を読んでみてね~☆

 本人に確認したところ、「長寿」ではなく、自らが海のごとき広い心、山のごとき安らぎの心で、天に徳を積むということ、美しい風景が目に浮かぶようで、この禅語を選んだそうです。