「雲収山岳青(くもおさまりてさんがくあおし)」「雲(くも)収(おさ)まりて山岳(さんがく)青(あお)し」
雲が消え去って、青々とした山が見えてきた。
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山を「仏性」に、雲を「煩悩」に例え、煩悩が消滅し、仏性がざんざん光り輝く悟りの境地を比喩している。
心の曇りが晴れ、本来の丸い心が現れてきた。
日常のあらゆる様々な出来事が、心をめがけてやってきて心を覆い尽くす。
俗世を離れた仙人か、無人島に住まない限り、無の境地になれない。
マインドフルネス瞑想も、意識の雑音を鎮め、リラックス効果があるといわれる。
山は山。悠久な時の流れの中、そこにあり続けてきました。これからもそこにあり続けていく。「国破れて山河あり」生じるもの滅するもの、すべてを見守り続けてきた。
雲が去り、山は全貌を現した。だが、山は何回も模様替えする(笑)
山桜、新緑、紅葉、枯木、雪山、すべての装いを受け止め、ただ静かにあり続けるだろう。
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解説を読むと、揺るがない力強さを感じ、国難を引き受け、光明へと感じた方もいらっしゃるようです。
なんか、膿出し、東洋医学では重要視されるんですが、デトックスも本来の状態に戻す。
足し算ではなく、本来の状態に戻る。収斂なのだろうね。
自然にたくさんのことを感じてきて、禅語を紡いだ先人、中国の詩人は本当に凄いものですね〜。
どんなにイイ話でも、お菓子食べながら、快適な空調の中、聞くのと、
修験者、修行僧、山伏、阿闍梨のような、命の危険と隣り合わせの極限では、見えてくる世界が違うのかもしれませんね〜