※この物語は実況パワフルプロ野球14で実際にプレイした内容を基にしたフィクションです
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俺の名前は千葉。

プロ野球チーム「バルカンズ」で、ミスターバルカンズとまで呼ばれるようになった選手だ。
…いや、正確には「だった」ということになるのだろうか。

「移籍?」「新チーム?」

ここ最近、急に身辺が慌ただしくなってきたのだ。
正直、戸惑いも多いのだが、これからのことを前向きに考えるため、状況を整理してみることにした。

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現在のプロ野球界を知らない人のために、少し紹介しておこう。

4年前まで、プロ野球はセリーグ、パリーグの2リーグ制だったが、チーム数の増加によって
レリーグ(レボリューションリーグ)が誕生した。

俺が所属している(いた?)バルカンズはレリーグの中の1チームだ。

1年間の「シーズン」を通じ、リーグ内で合計100試合以上、そして交流戦と呼ばれるリーグ間の全チームとの対戦が数十試合。
最終的に勝率1位~3位までのチームでプレーオフと呼ばれるトーナメントを行い、ここで勝ち抜いたチームがリーグ優勝となる。

その後、各リーグの優勝チーム同士で戦い、日本一を決定する。

「プロ野球界発展のためには、レリーグが盛り上がり日本一を争えなくてはならない。」

レリーグ会長の言った言葉が胸を突いた。
もちろん、レリーグおよびバルカンズ創設当初に入団した自分自身、その想いは強かった。

このチームの主力になってやる!
そしてチームをリーグ優勝、そして日本一に導いてやるんだ!!

しかし、状況はそれほど生やさしいものではなかった。
…2軍暮らしが長く続いた3年目(つまり1年前)の契約更改。

「君も泣かず飛ばずで3年目だ。あと1年待ってやる。結果が出なかったら…わかってるな。」

オーナーの突然の言葉に呆然としてしまった。

チームは創設以来日本一を争うどころか、リーグ優勝すらできていない。
チームの経営のためにも、無駄な投資は避けたいらしい。

無駄、、、

!?

その日の悔しさは今でも覚えている。

その後、同じ言葉を突きつけられた同僚達とともに、今まで以上の決意で(若手育成のためシーズン後に行われる)秋季キャンプに望むことになった。

(続く)
タイトル:実況パワフルプロ野球14
対応ハード:Wii・Playstation2(購入したのはWii版)
メーカー:KONAMI
ジャンル:スポーツ(野球)
値段:7329円
点数:36点/40点
レビュー:
 ファン待望のシリーズ最新作。なぜリリースがPlaystation3ではないのかと言われれば、ハードのシェア云々というより、「その必要がないから」だろう。このシリーズはリアルな画像ではなく、システムの面白さ、およびその幅広さで今まで支持を受けているゲームだからである。
 本作はプロ野球を舞台とした単発の試合だけでなく、野球ファンが自分の好みのチームで年間を通して遊べる「ペナント」、このシリーズに欠かすことができない人気の「サクセス」(選手をミニゲームを通しながら作成するモード)、そしてここ最近のシリーズで人気をつけてきて、今回パワーアップを計った「マイライフ」(現実の選手や、サクセスで作った選手などで野球選手になりきりその野球人生を味わうモード)、一方初心者には操作の練習を教えてくれる「野球教室」などがある。そして、Wii版ではWiiリモコンを使用してMiiを操作して試合をするというお手軽なモードが新登場。
 各モードにアレンジをかけるだけではなく、新しい遊び方を追加していく姿勢は、シリーズが長く続く「飽きさせない」理由だ。実際、私も野球熱が強かった昔はペナントだけで満足していたが、次第にサクセスで自分の分身を作りペナントに殴り込みをかけてみたくなった。それが興じると、チーム全員をサクセスで作りたくなる。一方、社会人になると遊ぶ時間が足りなくなるのでサクセスで選手を作って、それだけで満足してしまう。これで終わりにしようかな、、、と思った頃マイライフが登場し、1人だけにスポットライトを当てながら野球人生を仮想的に味わうことができる。でも長いな…と思ってたら、優勝請負人として、もしくは引退の花道を飾るために1年のみのプレイを選択することもできる。ファンの気持ちをわかり、そして飽きさせない。義務感ではなく、楽しさが長続きするゲームである。
 というわけで、このゲーム自体の完成度は高い。過去の作品をプレイしたユーザからの要望を踏襲しているからだ。
 一方、過去このシリーズを遊んでいるユーザからの比較を受けてしまうのもシリーズものの宿命と言える。前述したマイライフのモードに関しては、今回から追加されたものもあり、また選手の細かいモーションなども毎回追加、進化している。一方サクセスに関しては毎回進化というより、変化している。
 前作までのほとんどは、サクセスのモードがいくつか用意されており、それぞれに違ったストーリーや選手育成方法の特徴をもったものだった。ただし、結局効率よく選手が作れるのはその中で(プレイヤーのスキルや好みで)1つになってしまうことがよくあった。今回はそこを考慮したうえであろうか、サクセスのモードは2つにしぼられ、うち1つは監督としてプレイし選手を操作しないものになった。また、一方のモードで作成した選手がもう一方のモードに登場して育成の手助けをするなど、相互にプレイする工夫をしているともいえる。
 ここが好みの分かれ目かもしれない。監督モードは新たな試みだが、正直出始めのため完成度があまり高くない印象がある。スゴロクのような育成方式なのだが、イベント一つ一つも本当にスゴロクのようにあっと言う間にすすみ、印象に残らない。ただ、ここで良い選手を作らないと、もう一方のモードで良い選手が作れない、、、と思うとプレイしたくなる。苦痛ではないが、無機質にプレイしてしまうためそれほど幸福でもない。誤解のないように言えば、今まで「栄冠は君に」や「野球道」などの監督としてプレイするゲームを遊んで十分楽しめたため、監督として遊ぶことが面倒なわけではない。あくまでサクセスだけの話だが、同じ印象をもつユーザは他にも多いのではないかと思う。
 総括すると、野球ゲームとしての楽しさは十分だし、野球に興味があるなら安心してお勧めできる。シリーズを今まで楽しんだユーザにも同様である。一方サクセスを楽しみにしているユーザにとっては好みが別れる可能性もある。
 文章を書いたりゲームするのが大好き!もちろん趣味でも楽しいけど、仕事で出来たら一番良いな!と思い、ファミ通(エンターブレイン)に就職活動してみるも不採用。
 そのまSEとして就職するも、やっぱり「やりたいこと」をやるのが一番!と再考。

 じゃぁとりあえずやってみようか!

 ということで、ゆくゆくは仕事になることを目指しつつ2007年8月スタート
 
作者について
 名前:波夢パム
 好きなこと:ゲーム全般、ディズニーリゾートで遊ぶこと、競馬観戦、野球観戦
   当然のように、この組み合わせで競馬ゲームも野球ゲームも楽しめるし名作揃いだと思っているが、ディズニーのゲームはキングダムハーツ以外印象に残るものがないのが悲しいところ。