昨日から夫が入院している病院、二次救急の公的病院です。我家から車で15分、バスだと25分くらいです。
亡くなった次男が最初に入院した病院です。足に出た点状出血に血液の病気では?と夫と一緒に次男を連れて受診、即入院、血小板輸血。医師から白血病と告げられ外来待ち合いで人目もはばからず号泣した病院です。
入院後、血液内科の主治医、心のケアの為の精神科の先生、看護師さんたち・・・次男の性格からか、高校三年生なのに幼かった為か皆さんに可愛がって頂きました。薬剤師さんもその1人でした。私より少し若い女性薬剤師さんでした。病気が病気でしたし、二次救急の大きな病院ですから服用する薬について担当薬剤師さんが病室まで説明に来られます。骨髄移植をしなければならない事を主治医から次男に話す時も担当看護師さんと一緒に薬剤師さんも立ち会って下さいました。
薬剤師さんは時々病室に来て下さって、薬剤師という職務以上に次男に気を配って下さいました。骨髄移植をする病院に移る為に、その病院を退院するときは、お世話になった先生方、看護師さん、そして薬剤師さんとも写真を撮り『頑張れ~』と送り出されました。骨髄移植をして退院して大学に入学し、病院を訪ね、皆さんに『元気になりました。大学にも入学出来ました』と報告した時は皆さん本当に喜んで下さいました。年賀状も病院の住所で薬剤師さんにも出していました。最初の骨髄移植から4年・・・再発・・・
今度は骨髄バンクからのドナーを待っている時間もなく、白血球の型(HLA)が一致していない長男からの移植になったのです。
その後、壮絶な闘病のすえ次男は21歳9ヶ月で天に召されました。
しばらくして最初に入院していた病院でお世話になった方々にご挨拶に行きました。血液内科の先生には既に連絡は行っていたので知っておられました。そして薬剤師さんにも会いに行きました。
薬剤師さん(ここからTさんとします)は涙をうかべ、『あの子は生きていないといけない子だった』と言って下さり、子を亡くした私の事、ドナーになった長男の事を心配してくれました。そして、次男からもらった年賀状をずっと持ってると白衣のポケットから出して見せてくれました。突然訪ねたのに持っていて下さったのは、本当にいつもお守りのように持っていて下さった証拠です。
その後は病院に行くこともなく、8年の月日が流れ、血液内科の先生もお世話になった看護師さんもみんな病院をかわられてしまいました。
夫が火曜に入院し、今後の治療について書いてある書面を頂き、担当薬剤師の名前を見ると何とTさんの名前が!
続きます。