紹介された病院の救急外来で検査や診察が終わり主治医の女の先生から説明を聞いた。

ハッキリとした病名は言わなかったが入院して利尿剤などで治療をすると。

そして高齢者が入院する場合、必ず言われるのだろうけど、『高齢者の場合、環境の変化から、せん妄が起きる場合があります。その場合、薬で眠らせるとか拘束させて頂く顧とがあるかも知れませんが了承して頂けますか?』と聞かれた。これは母が入院した時も同様だったので了承します。と答えた。あと『高齢者の場合、容体が急変することもあり得るのですが、その時は人工呼吸器はどうしますか?心臓マッサージは?』とか聞かれた。まぁ、お決りの手続きだろうと思った。

先に行った病院も入院した病院も息子の車で行ったけれど車から降りて父は普通に自分で歩いていて『お腹空いたやろ?診察終わったら何か食べよう』なんて言っていた。入院する部屋に入ったのはもう日が暮れる頃で、父は塩分、水分制限になったので病院から出される物しかダメだと言われた。明日、また足りない物を持って来るからねと言って帰ろうとしたら父と『美味しいものでも食べて帰り』と言った。

翌日、息子と病院に行くと父は昼食を食べていて元気そうだった。
ベッドに座り美味しい、美味しいと言って全て完食。『昨日もお腹空いてたやろ、そのせいか晩御飯もおいしかったわ』と鼻に酸素の管が付いている以外、元気。幻覚、幻聴でおかしくなっていた父とは別人のよう。テレビもよく見ていたようでテレビカードが髄分減っていたので翌日、翌々日は仕事で来られないからテレビカードを2枚買っておいた。『早く治して帰っておいでよ』と言うと笑いながら『あと10年は生きるか~』と父には珍しく前向きな発言。
持って来たものを片付けて二時間ほどいて、『明日、明後日は来れないけど日曜の夕方に来るね』と言って帰った。