電話で初回無料相談の予約をし、初めて弁護士事務所を訪問した。

部屋でしばらく待たされ、現れた弁護士は意外な位、若い女性だった。

私たち夫婦の事、家族関係、不貞発覚の経緯、押さえている証拠、女と会って話をしてから現在までの経緯。

弁護士は女と話した時の会話は録音していた方がよかったと言った。

夫と女のメールのやり取りは夫が告白した事をひるがえした場合、裁判官がどう判断するか解らないとも。

私は夫は今は後悔し、離婚はしたくないし全面的に認めて私の言う通りにすると言っていますと答えた。

そして、過去の判例が載っている本を出し、離婚しなければ50万~多くて100万だと言った。

女の態度から交渉、調停しても、こちらの要求を飲むことは無さそうなので、弁護士費用の事を考えると段階的に進めて行くより、いきなり訴訟で依頼した方がいいとの事なので、依頼することにした。
一応、内容証明で慰謝料を請求して相手の反応を見る事にした。
請求額を相談したが、先日私が女に告げた金額よりも高額にした。請求額は原告の気持ちなので、1千万でも2千万でもいいと弁護士は言ったが相場よりはかなり高額ではあるが常識の範囲内にした。

メールは夫のスマホから私のスマホに転送したものなので、直接夫のスマホから写真を撮りたいとの事なので、夫に電話し、もう少しで仕事が終わる言うので来てもらうことにした。

弁護士事務所を出て夫が来るまで時間をつぶし、夫と二人、再度弁護士事務所へ向かった。

弁護士は夫に誓約書のようなものを出し、「ご主人は、全て認めて真実を話し今後は相手方とは一切接触しないこと、また訴訟において、ご主人が裁判所に呼ばれて証人訊問される場合があるかもしれませんが承諾していただけますか?」と言った。

夫は「はい」と答えて署名捺印した。

夫のスマホのメールを弁護士は自分のスマホで全て写真に撮った。

いよいよ私の闘いが始まった。
妹にも学生時代の友人にも相談も事情も何も話していない。
私は意地でも一人でやり遂げると決めた。