メールの文面を見て関係を確信した私でしたが、これまで夫を疑ったことも無く、レスではあったけれど円満で、ましてや次男の逝去後5年、悲しみを共有し支え合って来たと思っていたので夫の口から語られる
告白を、まるで夢の中で聞いているようでした。

夫は女と知り合った経緯、関係は12年に及ぶこと、今月始めに女から別れを告げられ終わった、マンションの鍵も返した。お前と別れる気持ちは最初から全くなかった、女とはいつかは終わる関係だったがズルズル続いてしまった。許して欲しい。やり直させてくれ。一生かけて償っていくから。
と言いました。

私はあまりのショックに「冗談だよ」と言う夫の言葉を待っていました。でも、夫の口からその言葉は出てくることは無く、私が「写真はあるの?あったら見せて」と言うと夫が数枚の写真を持って来ました。
二枚は女の若い頃の写真、一枚はどこかへ出掛けた時の二人一緒の写真、そしてもう一枚は二人が頬を寄せ合ったアップの写真でした。こんな夫の写真を見ることになるなんて思いもしなかった私も現実を突きつけられ、涙が溢れて来ました。身体を震わせ泣き続ける私を夫は「ごめんな、ごめんな」と言いながら抱きしめていました。

この時は、相手の女には会いたくないと思っていました。