次男を亡くし、2年位は毎日泣いていました。家計の事情もあり、半年後にはパートに行くようになりましたが、通勤電車の中でも次男を思い涙がこぼれてしまう様な日々でした。

夫は仕事の帰りに私を職場まで迎えに来てくれました。助手席には夫がカバンを置いたりしていたので私は後部座席に乗っていました。仕事が終わり車の後部座席に乗ると缶ビールとつまみが置いてありました。夫が「お疲れさん」と言い、私は後部座席でビールを飲みながら帰宅という日が続きました。
休日には二人で買い物に行ったり映画を観に行く事も、飲みに行く事もありました。

夫は元々、少し気が短いというか関西弁なのでイライラすると、言葉が悪くなってキレる事があり、正直、何度か「何でこの人と結婚したのかな~」と思った事もあったし、すごく不機嫌で何を言ってもイライラしている時期もあって、次男にもしもの事があったらもうこの人とはやって行けないんじゃないかと思った事もありました。
夫自身もそんな自分をわかっていたのか次男が亡くなる前に次男の手を握り「これからはお母さんに優しくなるからな。それがお前の一番の願いやもんな」と泣きながら言い、そのせいか次男を失ってから、少し私に優しくなったような気がしました。

パートを始め、次男を亡くした悲しみを共有する中で夫も次男に誓ったこともあるせいか一時期の様なイライラとした態度を見せることも無く静かな毎日が続きました。
私も「この人とこのまま死ぬまで一緒にやって行けるのかな?」と思った事もありましたが、両親を見送り長男が家庭を持って別に暮らすようになったら夫と労りあって残りの人生を生きて行くのだなぁとまで思えるようになって来ていました。
あの日までは・・・