逆縁。
子供を亡くす悲しみは、誰でも想像出来ると思います。特に子を持つ親なら想像しただけで胸を締め付けられるような苦しみ悲しみであることは理解していただけるでしょう。
私もテレビのドキュメンタリー等を見て
胸を痛め号泣する事も度々ありました。
自分が子供を亡くすなど思いもしないで。
次男は年齢の割りに幼くて、お母さん子でした。親バカですが本当に心優しい子で溺愛と言われても仕方がない位、私は次男に愛情を注ぎました。勿論、長男も同じように私の愛する大事な息子ですが、タイプが違うので長男は反抗期がいつまで続くの?というタイプなので愛情の注ぎ方が少し違っていました。
そんな次男を失い、私は自分の人生は終わったと思いました。これから残りの人生は親を見送る責任と長男が家族を持って夫や私がいなくなっても大丈夫なのを見届けるだけが務めだと思いました。
楽しい事などしてはいけない、心から笑う事もないと思いました。苦しい思いをし、まだまだやりたかった事が沢山あったはずの次男に申し訳ないと思っていました。
私の周りの人たちは(夫も長男も含めて)私が次男の後を追うのではないかと心配していました。けれど私は、人生最大の悲しみの中でも自分の命を絶つ勇気がありませんでした。夫には「お前まで逝ってしまったらN(長男)は自分がドナーになって弟を救えなかったと苦しんでいるのに、そのせいで母親まで死なせてしまったとずっと苦しむんやぞ」と言われ、早く死にたいとつい言ってしまった私に長男は「オカンは俺の事はどうでもエエんか?」と言われました。