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 「骨董亭如庵」第11回です。明日から3連休です。昨夜はサッカーW杯アジア地区2次予選・対シリア戦を楽しみました、そして、3連休中には、ラグビーW杯・予選リーグの対アメリカ戦、こちらも楽しみです。
 さて、今夜は犬山焼のお話しでも。犬山には城好きでもあるので、学生時代に犬山城見物に行った思い出があります。貧乏学生でしたので、すでに東海道新幹線は走っていましたが、運賃の安い普通電車で行きました。金はなくても時間がたっぷりあるのが学生の特権です。深夜、東京駅を出発する大垣行きの普通電車を利用しました。大垣からは西明石行きの普通電車に乗り換え、しばしば関西方面へ遊びに行っていましたが、それは、別の話です。ともかく犬山ですね。学生時代は犬山焼のあることなど知りませんでした。犬山焼の魅力を教えてくれたのは、そろそろ80歳に手が届こうかという業者さんでした。面白いものを合理的な値段で譲ってくれる方でした。珉平焼とであったのも、この業者さんのおかげです。犬山焼で最初に目がいったのは、茶碗でした。他にも犬山焼の焼物がありましたが、業者さんは「このトロリとした感じがいいでしょう」と言って、その茶碗を譲ってくれました。真っ白でなく、ややトロリとしたベージュがかった白に、赤色の模様が殴り書きのように書いてありました。「江戸末期はある」というのが業者さんの説明でした。底には「犬山」という窯印がありました。それ以来、赤絵染付のものばかりに目がいっていました。なぜ赤絵なのか、あれこれ考えましたが、赤色というのは魔除けではないかというのが、私の勝手な推測です。そう思ったのは、江戸張り子の赤犬を見た時です。江戸張り子の赤犬は子供のおもちゃです。昔といっても、そんな昔ではなく、つい50年、60年前までは、幼児の死亡率というのは結構、高かったようです。そこで、赤色で、魔除けとし、子供が元気に育つようにという親の願いが、赤色になったのではないか、それが赤絵染付につながったのではないかと思います。あるいは逆かもしれません。赤絵は中国の磁器でもありますからね。もちろん、私ごとき貧好きの骨董コレクターには中国の赤絵染付はとても手がでません。犬山焼の赤絵染付の皿や豆猪口、さらには「魁手」とよばれる犬山焼の焼物ばかり買っていた時期がありました。「犬山」の釜印のないものもありました。これは犬山焼ではないかもしれません。
 また、犬山焼というのは民窯というよりも、犬山城の城主・庭瀬氏のお庭焼の性格が強いようです。最近ですが、「犬山八景」が描かれた、たぶん菓子器かと思いますが、を手に入れました。なかなか、手のこんだ絵が描かれています。
 たまたま、出会った犬山焼の茶碗がきっかけで、菓子器にまで行きつきましたが、まだ抹茶茶碗は見ていません。しかし、最初に出会った茶碗は、底にに茶だまりもあります。もしかして、これは抹茶茶碗ではないかと思いますが、抹茶茶碗にしては、やや小ぶりです。そうするとメシ茶碗でしょうか。
 まあ、それはともかく、「犬山八景」を描いた菓子器はすばらしいものだと思います。
 ただし、最近は土味の面白いものに魅かれているので、犬山焼は一休みというところです。

 明日は天気もよさそうなので、近所の、桂昌院や高橋筝庵ゆかりの護国寺の骨董市をのぞいてみるつもりです。どんな出会いが待っているか、週末の夜というのは、そういう楽しみがあります。

如庵