骨董亭如庵 第5回 | michael-thのブログ

michael-thのブログ

ブログの説明を入力します。

「骨董亭如庵」第5回です。東京地方も朝晩は涼しくなってきましたが、今日の昼間は結構、暑かったですね。ポロシャツで、ちょうどいいくらいでした。
 さて、今回は信楽狸のお話しをしましょう。我が家のルーフバルコニーには信楽狸が1匹おります。京都の骨董市で求めたものです。立っているのは、よく見ますが、我が家の信楽狸は、横座りというのか、横着にも寝そべっています。その形が面白くて求めました。信楽狸は、よく、お店の店頭などで見かけます。近所のソバ屋さんには、2メートルはあろうかという大狸が店の片隅に鎮座しています。京都の方に聞いたことがあります。なぜ、お店には信楽狸がいるのかと。「他を抜く、だからたぬきなんや」との答えでした。ほんまですかね。同じような言葉遊びは、フクロウにもあります。「不苦労」、つまり苦労いらない、だからフクロウなんだと。まあ、確かに余計な苦労はお互いしたくありませんよね。
 2年ほど前でしょうか。関西にお住まいの方が研究された結果、高橋道八の狸にルーツがあるのではということをつきとめられました。
 へえと思いました。というのは我が家の窓辺には、もう一匹、狸がおります。これまた、京都の骨董市で求めたものです。たぶん、天神さんの骨董市だったと思います。僧侶姿で、その目の鋭さに魅かれました。求めたあとで、分かったのですが、裏に「道八」のサインがあるのです。そのころは、まだ、私は骨董ビギナー、「道八って誰や?」。調べたところ、分かったのは高橋道八でした。京焼の名人ですね。ただし、何代目の道八かはわかりません。
 狸つながりでいえば、中学時代の奈良・京都への就学旅行で、清水坂で買った狸の焼物もあります。こちらは、驚いたようなまん丸い目が特徴です。なぜ、そんなものを買ったのかは記憶にありません。
 東京国立博物館には、高橋道八の狸の焼物があります。もちろん、天神さんで出会った道八の銘の入った狸が、本当に道八のものかどうかはわかりません。また、状態もよくありません。かせた感じです。しかし、東京効率博物館のものに比べても、その風格はひけをとらないと、私自身は思っています。
 道八さんについては、「華中亭道八」というのも見ます。私も煎茶茶碗というべきか、ぐい呑みというべきか、1個だけ茶碗をもっています。白磁に青の染付で細かい線で林というのでしょうか、そんな表現がしてあります。シンプルで、一見、無造作に線が描かれているようですが、きちんとした計算がされているように思います。
 今日は信楽狸と道八さんのお話しをさせていただきました。明日は日曜日、お天気もよさそうです。さて、どこの骨董市で行こうかしらん。どんなモノとの出会いが待っているか、楽しみです。


如庵