「マニラ編」の文章一篇をご紹介します。
17の法則
フィリピン人にとって家族関係は非常に重要です。これも沖縄と共通する点です。
沖縄の家族のつながりについては、「沖縄編」で書きました。
一般にフィリッピン人の子供は日本人の子供より「早熟」です。
「早熟」という意味は、身体的に「早熟」という意味ばかりでなく、
「一生のサイクル」が「早熟」であると捉えてほしいと思います。
17歳の末っ子の娘 (Bunso) が赤ちゃんを産むとします。
17歳で母親 (Nanay) になります。
その赤ちゃんが17歳になるとまた赤ちゃんをつくり、母親 (Nanay) になります。
元の母親は17+17=34歳でお祖母さん(Lola) に繰り上がります。
また17を足すと17+17+17=51歳の「曾(ひい)お祖母さん(Lola sa Tuhod) が
出来上がります。
日本の場合と比べてみて下さい。
キャリアウーマンとかいって、ナカナカ結婚しません。結婚しても仕事が忙しい
からといってナカナカ子供をつくりません。
34歳になって初めて赤ちゃんができて母親 (Nanay) なります。
フィリピンで34歳というとお祖母さん(Lola)です。
日本ではハッキリ言って「曾(ひい)お祖母さん (Lola sa Tuhod)」という言葉は、
存在しませんが、フィリピンではその言葉は当たり前で、子供でも知っています。
「曾(ひい)お祖母さん(Lola sa Tuhod)」は、どこにでもたくさんいるからです。
日本は、フィリピンの「17の法則」と違って「34の法則」です。
34歳になって初めて赤ちゃんができて母親 (Nanay) なるから34+34+34=102歳で
やっと「曾(ひい)お祖母さん(Lola sa Tuhod)」です。
私は学者ではありませんから、これらの法則を分析できません。
でも「17の法則」は所謂「貧困の国」に多く、「34の法則」は所謂「繁栄の国」に
多いのではないかと思います。
ここで「繁栄の国」とは一体何ぞや? ということになります。
一般に、インフラが整備され、経済が発展し、教育文化水準が高い国といわれます。
では「子孫の繁栄」という面ではどうかということになります。
昔、「子供は国家の力なり」と言われました。
「頭数」が増えて皆戦争に駆り出されてはいけませんが、
「少子化」の行く末も気掛かりです。