MLBが20日から開幕する2024シーズンから、NPBが昨年9月から運用を始めたブロッキングベース・ルールを採用することになったようだ。

 

日本では「京田ルール」とか「岡田ルール」と呼ばれているが、概要は「試合中、走者が盗塁ないし走塁の際、明らかにタイミングがセーフという場合で、ボールが逸れるなどして野手が結果的に不可抗力でベースを塞いでしまった場合はセーフとする」というもので、ホームベース上で適用される「コリジョン・ルール」とは違うものである。

 

ところでこのブロッキングベース・ルールだが、厳密に言うとルールではない。なぜなら今のところ「公認野球規則」には記載されておらず、NPBは運用の変更としている。また、アマチュア野球ではこのルールについて、運用でも採用されていない。

 

ただ、MLBがブロッキングベース・ルールの適用を決めたということで、来年以降のルールブックに載る可能性もありそうだ。ルールブックに載れば、当然アマチュア野球でも適用となるだろう。

 

いずれにしても、今年12月に開催される規則委員会で、ルールの追加が決定する注目している。