908.ミッション・トゥ・マーズ 5月18日(月) CATVデ・パルマ監督のSF映画。デ・パルマらしさというのはほとんどなく、またストーリーも『2001年』、『アポロ13』辺りの焼き直しという感じでそんなに面白味はない。まあ別にそんなに退屈するような話ではないと思うが、主題は数人の宇宙飛行士。あんまりにも彼らの個人的心情に主題を置くせいで、一応宇宙飛行士が死んだり宇宙船が故障したりするのだけれどそれらを自分たちだけの問題として勝手に対処するような場面が多くて、非常にハリウッド的でがっかり。火星に救出作戦を申し出るとき、火星直前で一人死ぬときなど、なんか感情移入のさせどころが根本的におかしいので、すごく違和感がある。要は火星に早くから発達した生命がいて、それらに触れられたという話なのだが、それに至るまでに宇宙船の故障などのトラブルが待ち構える。それらが火星人とそんなに関係なくて、あんまりにも唐突で非現実的。盛り上げ方もワンパターンだし。映像は結構綺麗で、デ・パルマらしい癖が全く観られないのが残念だけれど、『2001年』の宇宙船を円形に歩く場面をダンスシーンに変えた辺りはちょっと面白い。けれどもここなんかが、冒頭からの宇宙飛行士たちの繋がりと宇宙船のトラブルというのがなんか上手く噛み合っていないというのが一番端的に観える場面でもある。火星人が出てきてからの一方的な展開はもはやギャグに近いものがあるが、穏やかなテンポで一応話は締められたので、観終わった後はそんなに酷い感じはしない。★★ なんか寄せ集め映画で地味な話だがまーずまずに収まっているのは監督の力かミッション・トゥ・マーズ(Mission to Mars)【米】 (2000年 114分)監督:ブライアン・デ・パルマキャスト:ゲイリー・シニーズ/ティム・ロビンス/ドン・チードル/コニー・ニールセン/ジェリー・オコンネル/キム・デラニー/リンダ・ボイド/アーミン・ミューラー=スタール原作:ジム・トーマス/ジョン・C・トーマス脚本:ジム・トーマス/ジョン・C・トーマス/グレアム・ヨスト音楽:エンニオ・モリコーネ編曲:エンニオ・モリコーネ撮影:スティーヴン・H・ブラム/スティーヴン・B・ポスター製作:タッチストーン・ピクチャーズ/トム・ジェイコブソン/デヴィッド・S・ゴイヤー/テッド・タリー製作総指揮:サム・マーサー配給:ブエナビスタ特殊メイク:K.N.B. EFX Group Inc./グレゴリー・ニコテロ/ジェイク・ガーバー/ハーロウ・マクファーレン特撮:ILM/Industrial Light & Magic/ドリーム・クエスト・イメージズ/ティペット・スタジオ/ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップ/マシ・オカ美術:ニーナ・サクソン振付:アダム・シャンクマン衣装:サーニャ・ミルコヴィック・ヘイズ編集:ポール・ハーシュ字幕翻訳:戸田奈津子スタント:ケン・カージンガーその他:エンニオ・モリコーネジャンル他:tSF、t科学、t宇宙人、tドラマ、