ハロウィン | 20031214153606

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月5本くらいを目標に・・・

771.ハロウィン HALLOWEEN 11月2日(日) 映画館No.168『ハロウィン』をロブ・ゾンビ監督がリメイク。3回ほどあのテーマソングも使ってくれて満足。監督も似たようなことを言っていたが、ジョン・カーペンター版の素晴らしさを再認識できただけでも凄く幸せ。基本的な筋は一緒だが、カーペンターが一瞬で終わらせたマイケル・マイヤーズの設定に前半丸々使っているのが違う。先天的+後天的なもので最強の怪物が生じたという話を作っているが、感心したのはホラー映画であり相手は怪物ブギーマンであるということを忘れていない点。一見恵まれない環境から生じた悲劇の産物という描き方をするのかと不安になるが、それ以上に底知れぬ暴力性と凶暴さを感じさせる話になっているので結構満足。仮面への執着、母親を前にしても看護婦を刺し殺す場面、そして仮面工場と化した独房。ニヤリとする。ダニー・トレホの役柄もニヤリとする。結局あっさり殺される辺りが実に良い。最初に苛めていた同級生を撲殺する場面。マイケル視点で同級生の姿を観る、追う、テーマソングが流れる、という流れが素晴らしすぎる。まさにこれこそがハロウィン。マイケル脱獄後は、木陰にすっと立っている姿をちゃんと見せてくれていて嬉しい。これこそハロウィン。もうちょっとゆっくり歩いてくれても良かったけれど。ヒロインは、カーペンター版だとジェイミー・リー・カーティス(どうでもいいがNo.6No.679『サイコ』のジャネット・リーの娘なのか、殺人鬼映画史と絡めると不思議な関係だなあ)だったが今作のヒロインはなかなか綺麗で良い。眼鏡の設定が全く生かされていないが。マイケルがマスクを被る場面はもう少し重要に描いても良かったのかもしれない。まああれだけ脱獄する時に殺しておいてここから盛り上げるのも難しいのかもしれないが。良かったのはブギーマンが押し入ってくる場面2つ。1つはヒロインの両親の家に押し入る場面。あの異常性は素晴らしい。カーペンター版よりずっと生々しくおぞましい。2つ目は子供が2人居る中に押し入ってくるところ。子供の叫び振りは良く出来ている。ところで何の映画を観ていたのだろうか。浴室に隠れて、警官が開けてくれといって開けた瞬間に後ろからブギーマン。ここもかなり良い。ちょっと実の妹であるヒロインに対する行動が人間臭くて、終盤はちょっと微妙。プールの中で一旦倒した時に、後ろでムクリが絶対来ると思ったのに来ないし。ここが最大の失望。家庭環境自体は若干安っぽいが、勿論殺人場面は特に姉貴に対しては良かったが、母親の扱いが上手。気にかけていたのに異常性に気付けず、悪魔の母親扱いに疲れて昔のホームビデオを見ながら自殺するという場面。あそこが多分一番素晴らしい場面。ラスト、二階から落ちるのはカーペンター版と一緒だが、ヒロインが拳銃をぶっ放してエンドというところが変わっている。マウントポジションから二発空砲の後腕を掴まれて三発目に実弾発射で叫んでエンド。No.205『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 死霊創世記』以降強い女性を示すホラーは多いが、これはどうなのかなあ、ちょっと意図が判らないが、個人的にはハロウィンシリーズの完結の意思を思わせるようでもしそうならば評価できるかも。★★★ おぞましい暴力性という方向と原作への敬意を感じた点でリメイクとして及第点ハロウィン(HALLOWEEN)【米】 (2007年 109分)監督:ロブ・ゾンビキャスト:マルコム・マクドウェル/ブラッド・ドゥーリフ/ウィリアム・フォーサイス/ウド・キア/ダニー・トレホ/レスリー・イースターブルック/ディー・ウォーレス/シビル・ダニング脚本:ロブ・ゾンビ/ジョン・カーペンター/デブラ・ヒル音楽:ロブ・ゾンビ/タイラー・ベイツ撮影:フィル・パーメット/マシュー・F・レオネッティ製作:ロブ・ゾンビ製作総指揮:ハーヴェイ・ワインスタイン/ボブ・ワインスタイン配給:ザナドゥー編集:グレン・ガーランド〔編集〕/デニス・ヴァークラージャンル他:tホラー、tリメイク、tシリーズ、t音楽、評価:★★★