1344.家族ゲーム 11月11日(木) BS森田芳光監督、松田優作主演のドラマ。高一の兄、中三の弟、学校名しかみえていない、口だけの父と甘やかしの母。そこに弟の家庭教師として松田優作がやって来て、という話。まあそこから話が動くというよりも、互いに心の結びついていない一家の模様がそこで描き出されるという感じ。演出は結構極端で、生々しさやリアルさの欠如したコミカルさが画面全体にあるから、凄く観やすくて面白かった。極端さの第一は食卓に横一列に並ぶところとラストのぐちゃぐちゃな喧嘩だろうが、昼休みの校庭が無機質のように描かれたり、松田優作が植物図鑑を読みふけったりと、わりと細かいところまで計算されていたというか組み立てられていたような気がする。映像は淡々としておらず、むしろ変な緊張感があるくらいなのだが、話はある程度の範囲で推移して、ぼーっとしながら見入ってしまう感じ。同じATG作品でもっと陰惨だったり孤独だったりした作品はあったと思うが、それでいてこの作品が家族の崩壊を感じさせるのはこの作られている感にあるのだろう、リアルに近づけるのではなくデフォルメして上手く強調している。まあこれが松田優作じゃあなかったら多分成立していないのだろうけれど。最後は松田優作が去って終わりでも良かったと思うが、皆が眠り、ヘリの音が不穏に響く、というのは同時代的には観客に訴えるものがあったのかな。今観るとフィクションの裏もフィクションに観えてしまうので無くてもいいかななんて思っちゃうが。ハイビジョンシネマ 家族ゲーム 1983年・日本 6月1日(火) 午後10:00~午後11:47 受験生とその家族、そして風変わりな家庭教師との奇妙なかかわりあいを独特のタッチで描いた森田芳光監督の秀作。沼田家の次男・茂之は高校受験を控えた中学三年生。優秀な成績で一流高校に入学した長男・慎一と比べられ、どこか鬱屈(うっくつ)した日々を過ごしている。そんなある日、三流大学の七年生・吉本という男が、茂之の家庭教師としてやって来るが・・・。家庭教師を演じた松田優作の存在感が光る。<作品情報> 〔製作〕佐々木志郎、岡田裕、佐々木史朗〔企画〕多賀祥介、山田耕大〔監督・脚本〕森田芳光〔原作〕本間洋平〔撮影〕前田米造〔出演〕松田優作、宮川一朗太、伊丹十三、由紀さおり、阿木燿子 ほか(1983年・日本)〔カラー/スタンダード・サイズ〕家族ゲーム【日】 (1983年 106分)監督:森田芳光助監督:金子修介キャスト:松田優作/伊丹十三/由紀さおり/宮川一朗太/鶴田忍/加藤善博/松金よね子/戸川純/白川和子/阿木燿子脚本:森田芳光撮影:前田米造/猪本雅三製作:佐々木史朗[製作]/ATG企画:山田耕大配給:ATG美術:中澤克巳編集:川島章正録音:小野寺修照明:矢部一男その他:IMAGICAジャンル他:tドラマ、tコメディ、t時事問題、t学校、t原作、