843.坊やに下剤を 2月5日(木) ビデオジャン・ルノワール監督の白黒のコメディ。45分前後と短い枠で、舞台劇などで有名な喜劇を映画化。便秘の子供を持つ夫婦が主人公で、夫婦喧嘩の最中に夫の客人が来訪、便秘解消の鉱水を飲む飲まないでドタバタ騒動という感じ。舞台劇を観ているかのようなカットで、一つの場面を複数台のカメラで撮影したとあるが、ワンシーンワンカット的な印象を受ける。音響技術が、1931年と初期のトーキー映画なので、なかなか凄いらしいがそこら辺は良く判らなかった。ちょっとNo.740『ベリッシマ』みたいな感じで激しく捲くし立てる応酬が見物かな。ドタバタ喜劇というよりもコミカルな劇という表現が近いかも。ちょっと子供が、7歳の幼さが観えなくて苛つくが、まあこんなものだろう。夫や客人が酷い目にあってしまうが、然程悲壮感みたいなものが無いので割かし観易いかも。それでも最後、母と息子が抱き合って終わる場面は、なんかいまいち共感しにくい二人が残ってしまったなあという感じでちょっとがっかり。全体的に劇を観ているようなのだが、ラストで登場人物がフェードアウトしていく展開はまさにそのままという感じだった。ところどころコマが飛んでいるように観えるが、解説を観ると、オリジナル版は現存せず編集されたものしか残っていないため、編集の継ぎ目が不自然なのではとかそういうようなことを書いてあったようだ。★★☆ 舞台喜劇みたいでなかなか台詞の応酬が空気に充満していてそれなりに楽しめる坊やに下剤を(ON PURGE BEBE)【仏】(1931年 46分)監督: ジャン・ルノワール 原作: ジョルジュ・フェドー 脚本: ジャン・ルノワール 撮影: セオドア・スパークル 出演: マルゲリート・ピエリ/ジャック・ルヴィニ/ミシェル・シモン/オルガ・ヴァレリー/フェルナンデルジャンル他:tコメディ、t古い、t白黒、t密室、t原作、評価:★★