1612.サン★ロレンツォの夜 11月3日(木) CATV1943年のイタリアの片田舎を舞台に、ドイツ軍から逃れるため、迫ってきているアメリカ軍を捜し求める村人一行の話。聖堂に残ることにした村人たちはドイツ軍により大勢が死に、旅する村人は軍についた村人たちと銃撃戦になったりするという展開。6歳の女の子が一応主人公として登場するけれど、正直最後の締めだけでよかったというかそれ以外にあんまり役割らしいものもなかったように思った。最初から、なぜアメリカ軍を探しに行くのかが判らなかったし、家を爆破されることになっているとかそういう設定の提示が唐突でちょっと入り込めなかったな。村全体の記憶を描き出すという点で、そういう全体の動きは描かれていたと思うが、個人個人となると、顔も似ているしドラマ的な意味ではあんまり理解することが出来なかった。子供もあんまり可愛いとは思わなかった。厳しい時代に多くの犠牲者を出したという村の記憶として最初から観られれば多少印象が変わったかな、映像のせいもあるがノルタルジックな雰囲気に全編が包まれていてその穏やかさはイタリア映画っぽくて良かったと思う。卵を割ったり、銃撃されて死んだ女性が一瞬の妄想を浮かべたり、子供の回想という感じのシーンは割りとあるのだが、なんかある視点というのを感じないからそういう意識で観られなかったのかも。こういう描き方で逆に戦時下の出来事が浮かび上がらせようとしたのだろうけれど、その試みは上手くいっているように思えるけれど個人的にはしっくり来なかったな。サン★ロレンツォの夜(LA NOTTE DI SAN LORENZO)【伊】 (1982年 107分)監督:パオロ・タヴィアーニ/ヴィットリオ・タヴィアーニキャスト:オメロ・アントヌッティ脚本:パオロ・タヴィアーニ/ヴィットリオ・タヴィアーニ音楽:ニコラ・ピオヴァーニ撮影:フランコ・ディ・ジャコモジャンル他:t戦争、tロードムービー、t子供、