わらび餅の思い出 | その先の軽井沢へ

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お土産に和菓子をいただきました。

 

福岡の老舗「鈴懸」さんの、籠に収められた詰め合わせです。

 

金魚柄の懸紙とともに、見た目も涼し気な季節の和菓子

※画像は同社のHPよりお借りしました

 

 

上品な甘さのとても美味しいお菓子。

 

 

その中で、遠い記憶を呼び覚ました…

 

蕨餅

 

 

冷んやり、もっちり、ぷるんとした食感は、子供の頃の懐かしい思い出。

思い出の中では「わらび餅」。

 

 

私が育った地方都市。

街の中心にあった城址公園の入り口で、リヤカーに積んだ小さな屋台でおばあさんが売っていたわらび餅。

 

 

お金を払うと、三角すいのように手の中で形作られた経木の中に掬い入れてくれた小さな四角のわらび餅。

すぐに爪楊枝を刺して頬張った、あのぷるぷるの優しい甘さ。

 

 

今となれば、実家のあった場所から大して遠い場所ではないのですが、小さかった私にとっては家族と一緒でなければ行かれないところ。

休みの日のささやかな外出の記憶。

 

 

それがいつの頃からか、公園の入り口でわらび餅屋さんのリヤカーを見かけることはなくなりました。

遠い記憶に残っているのは、「法律が厳しくなって屋台を出すことが出来なくなくなったから」という親の言葉。

店を出していたのは“戦争未亡人”の人たちだったと聞いたのも、今では確かめることも出来ない彼方のこと。

あの時おばあさんだと思っていたあの女性も、もしかしたら今の私よりはるかに若かったのかもしれません。

 

 

以来、ほとんど口にすることがなくなった蕨餅。

 

 

久しぶりに味わったぷるぷるの食感に、忘れていた記憶が蘇りました。

 

 

 

 

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