自分のPDD研究の概要について、ある学術学会で口頭発表してきました。


日本では、発達障害はホットな話題ですが、たいがいのほかの国ではあまり注目されていないようです。


けれど、そのうち自閉症(とくに子供の自閉症)の研究は、以前に比べてぐんと増えています。


一方、たとえば途上国では、どれくらいの人が自閉症なのか、もしくは発達障害なのか、それすらよく分かっていません。





いまのところ、見聞きした話ですが、


1.世界的には人口は増加傾向にある。


2.医療の進歩がすすみ、それは多くの国に広がっていく。


3.そのため、先進国、途上国問わず、慢性疾患は今後問題になっていく。


4.しかし途上国の精神保健事情はいまだ改善の余地が多い。


5.イギリスやオーストラリアなどでは発達障害は注目されつつある。




そしてここからは個人的な考えですが、


6.日本や一部の先進国以外でも、発達障害が発見される率は高くなるだろう。


7.障害に対する認知や理解は、広がる可能性がある。


8.けれど、社会的なサービスの充実は、適切な理解によって促される。


9.自閉症だけでなく、発達障害全般について、当事者も支援者も一般の人もよりよく理解する必要がある。


10.先進国、途上国(この呼び方も好きではありませんが)かかわりなく、発達障害支援が充実してほしい。





発達障害に限らず、社会的に弱い立場に置かれている人がいます。


子供、高齢者、女性、慢性疾患を持つひと、肢体不自由の方、知的障害の方、精神疾患を持つひと、少数民族、難民、虐待を受けている人、など…。


少数派の人は、不平等な境遇に置かれることが多いと思います。


それを、すこしでも平等に近づけるお手伝いをしたい、と考えています。


力のない私ですが、何か出来るよう、努力していきたいと思います。






夏のイベントを一つ終えて。