先行画像を見てから
この日を待っていました!

東宝の2次落選だったことを考えれば
確実に星逢を観劇するために
ムラに来たことは正しかったと思っています。
まさしく「今でしょ!」みたいな。
ちぎちゃんだから来た。
もし、ちぎちゃんが早期退団したら…
来ないとは言い切れませんが
確実に遠征時期は遥か遠くになるでしょう。
あ~来ることが出来て本当に良かったです。
東京みたいにゴミゴミした雰囲気もなく
(東京の何となくのイメージです。東宝はまだ落ち着いた劇場です。)
時間もゆったりしていて
とても過ごしやすいですね(*^^*)

本当にジェンヌさんが普通に歩いている
光景が信じられません。


では星逢感想を
ネタバレは注意してください。
でも、大劇パンフでは概ねのあらすじが
ありましたし、
最後だけはぼやかして書いていきますね。

最初にハッキリ言っておきます。
上手い着眼点だなって思いますが
話の本筋は
珍しい内容ではありません。

ただ本当に「よくあるかもしれない話」を
丁寧に心情を掘り下げて
あのレベルにした演出が素晴らしいのです!

上田先生の脚本と演出により
晴興、源太、泉の単なる三角関係には
仕上がってないのです。

晴興(紀之介)と泉が子供心ながら
惹かれあっていく過程が
ほんの少しの仕草や場面で
あっさりしているんですが
ちぎちゃん、ゆうみちゃん、だいもん
がきっちり表現してくれているので、
本当にキュンキュンなんです。

蛍村の子供達と一緒に作った櫓(やぐら)で
3人で星を見ている時に
泉が転びそうになり
晴興が助けた時に軽く抱き合うワケです。
その時に互いを強く意識し
ちょっと雰囲気がよそよそしくなる
(よくあるパターン)

でも、その光景を
真ん中にいた源太が
嫉妬するワケでもなく不思議そうに
「???」
見ている場面があるのですが、

晴興と泉は家庭の事情で
少し同世代の子供よりは
感覚的に周囲の雰囲気に敏感で
大人な面があるのではないか?

源太は優しくて無邪気で
泉を大切にしたい気持ちは強いけど
晴興と泉の間にある
自分の知らない空気感に
(泉の見たことのない表情に)
違和感を覚えながらも
その感情が何なのか気付いてなくて
まだ恋愛には疎いのかな?

と、言うことが
ほんの少しの場面で物語られているのです。(と、私は思いました)
で、その少しの場面を時間をかけて
ゆっくり表現するのです。

内容が静かに経過することで
観客も芝居の意味を理解し
次にいけるので、余計感情移入しやすい。

ここに上田先生の演出スキルの高さが
伺えました。
観客の気持ちを鷲掴みし
舞台に集中させてくれるのです。


子供時代は本当に違和感ナシです。
むしろ子供時代だけ役者が
替わってしまった方が
顔も違うし、
成長した時に物語の他に
役者を把握しなきゃならない作業が
加わるので話に集中出来なくなります。

本当に各生徒さんが
見事に演じているので
子供のならではの信頼関係の構築が
伝わってきまして

ここは…2回目観劇した際は
私の最大級の泣きポイントになると思います。

初見ですらウルウル(T0T)だったのに
彼らの運命を知った後では
もう号泣でしょう。
「何でだよーー!」みたいに。

そこから3年後
(上記のように人物背景の基盤がちゃんとしているので、いきなり年月が経っても問題がありません。)

晴興に人生の選択がやってきます。
晴興は天野家の後を継ぐ決意をし
江戸に行きます。

江戸の場面では
礼儀も作法もない晴興がどのように
吉宗に気に入られ
また、晴興も吉宗を尊敬し
将軍のために尽くす覚悟をしたか、
快活&丁寧に描かれています。
笑いもあり楽しい場面です。

でもこの運命を受け入れた晴興は
後に泉、源太、吉宗の間に挟まれ
葛藤することになろうとは知らず…
みたいな。


そこから7年後
星逢祭の時に蛍村を訪れた晴興は
泉と源太に再会します。

身分の違いを一瞬して感じとり
よそよそしくなるけど
尊敬の念も見える源太

貴姫との婚約を知り
源太の気持ちに応えようと決めた時に
現れ気持ちを揺さぶる晴興に対し
複雑な気持ちを強気な態度でごまかし、
憎まれ口をたたく泉
(ここは制作発表でパフォーマンスしたところです)

ってことが、誰も何も説明していないのに
伝わるんです!

どんなに想い合っても
身分も立場も違う2人が
初恋を成就させることが無理なことは
十分理解しているけど
離れたくない!けど、
「私もうすぐ源太のお嫁さんになるんよ!」

そこに神妙に現れた源太
(ここで私の脳みそは大パニックですよ!)

源太は一体何を言うのか!?

ひえーっ!やっぱりそう言った‼
(号泣ポイント)

でも実はこの場面
ざっくりパンフのあらすじに
書いてあるんです。
私そこだけはフワッてしといて
良かったと思います。
私は見終わってから読んだので
セーフでしたが。
これだけは事前に知りたくない情報でした。


でも何故「やっぱり」なのか?

スカイレポートで娘役さん達が
「プロローグの振り付けを見れば、話の内容が分かる」と言っていたのです。

そこで、晴興と源太と泉が舞うところで
「えっ?源太、今何した?まさか、そんなこと!」
と思うシーンがあるのです。
本当にちょっとした振り付けです。

もう大劇場の床にひざまずき床を叩き
「げんたーっ!何してるの!(泣)」
と言いたい気分です。
(気持ちはそうしてます)

と言うことで、
二回目以降はプロローグだけでも
泣ける現象が…。


さて、これ以上は本当に
ネタバレになるのでザックリと。

それから10年が経過し
(ちぎちゃん青天です!)
徳川幕府は享保の改革にのりだします。

これにより3人の運命は更に
劇的な変化をします。

国を立て直すために
厳しい国策をする吉宗。
それを献身的に支える晴興。

国策のために
自分達の生活が困窮し
徐々に気持ちが荒み
晴興を恨むようになる蛍村の人々。

この2つの違う立場が
決して交わることや許し合うことなく
対立する時がくるのです。
それが一揆。

晴興は一揆を食い止めたいと思い
源太を説得しますが
もうすでに二人は
後戻り出来ない状況になっており
決裂します。

この時、一気に晴興にピンスポが当り
晴興の悲しみと怒りが見事に
表現されています!

そこからの一揆の場面は見物です!

うまくセリを使い
城にいる晴興と
その下で戦う蛍村の人々。

そこで、どうあがいても
自分が村人と同等の立場にはなれない
ことを本当の意味で理解するのです。
(ここ本当に凄くいいんですっ!)

自分の運命を悟った晴興の
とった行動とは?

後は観劇にてご確認を!
そこは本当に楽しみというか
ご自身で晴興の決断をジャッジして
欲しいのです。

しかし、
丸太?太めの棒で行う立ち回りは
さすがでありました!
棒を振り回しているとは思えない
スピード感&緩急が素晴らしい!

あと最後は「ほっこり」すると
皆様仰っていますが、
私はもう傷口に塩を塗るシーンでしかありません!
ちょっと落ち着いた涙が
また一気にドーーーッと。
鼻水ダーーーッと。
(上田先生もう勘弁して下さいー!)

眼輪筋の使いすぎて痛いし。

皆様も覚悟なさって下さいね。
長い文章にお付き合い下さり
有難うございます!

次は役者編で。