

と思っていました
更に、緊張しぃの私は、本番にそのまま出す、とかダメでして
コロラドでは、毎週演奏クラスが、ピアノ科全体の物と、門下別であって
リサイタル前は、ホールであるピアノ科全体ので、毎週弾かせて頂いて、なんて環境にあったので……帰国後、試演会を出来る環境を探していたのですが
ちょうどブレークスルーが始まった頃、前にも少し参加させて頂いてた事のある、毎月開催されてらっしゃる練習会にまた参加させて頂いたら
そこでお知り合いになった方々を通じて、ピアノを主に趣味で頑張ってらっしゃる方々と沢山お知り合いになれ、また、様々な試演会が開催されている事がわかりました
その中で、専門課程卒、プロ、も弾かせて頂ける所で本番の練習をしながら、一昨年の6月には、お寺さんで、コミュニティリサイタルのような物を開催させて頂け、ブレークスルーの成果を披露する機会にも恵まれました

バッハ パルティータ第1番
J.S. Bach Partita No.1 in B ♭
ドビュッシー 月の光
Debussy Clair de Lune
バルトーク ハンガリー農民歌による8つの即興曲 作品20
Bartok Improvisations on Hungarian Peasant Songs Op.20
~ 休憩 ~
リスト 愛の夢第3番
Liszt Liebestraume
ラヴェル ソナチネ
Ravel Sonatine
ショパン スケルツォ第2番
バラード第1番
幻想即興曲
Chopin Fantasie Impromptu
Scherzo No.2
Ballade No.1
学生生活を離れ、一歩世の中に出れば、自分のソロリサイタルを開催する、というのは、色んな意味で敷居も高くなり、難しい物ですので、なかなか出来なかった経験をさせて頂けて、本当に有難かったです


自分のその時の演奏を後で録音や録画で聴いた感想が、"うーん、基本のタッチや奏法は大分良くなって安定したけれど、モノトーンだ……変化に乏しい…"
というものでした

そして、実はこのリサイタル開催と同時期に、日本人で、ソロピアノでは無い演奏分野の先生と勉強させて頂ける機会を得る事が出来ました

ここでは詳しく何の勉強かは書けないのですが、その先生の元へは、その分野を勉強してみたいのが目的で、レッスンお願いし始めたのに

なんと、身体の使い方に、めちゃくちゃ詳しい
更に、そこを教えるのもめちゃくちゃお上手
そんな事全く知らずにお願いしたので、蓋を開けて、ビックリ
でした
数ヶ月に一度くらいのものですが、レッスン内容も濃く、更に、他の生徒さん達をレッスンされるのも全て見学させて下さるので、まだ、そのペースで1年半くらいなのに、何だか何年も習ってるかのような気分です
特に、お互い慣れて来たこの1年程は、私の身体の状態を良くする事にもかなり鋭く突っ込んで下さり、毎回何かしらの簡単なエクササイズを教えて下さり、それを日々続けると、あらビックリ
まだまだあった身体中の筋肉の強張り
筋肉のつき方の歪さ
が、取れて行ってくれ、不自由さ、弾きにくさ、が改善し、音に前より響きが加わるようになり、強弱や、アーティキュレーションや、音色の変化を付けやすくなりました
そうすると、弾くのも前より更に楽しくなっています
その先生に指摘して頂いて来たのは、お尻にお肉が溜まってる
そこを改善するとサイズが小さくなると思うよ、と仰るので、元々ポッチャリ体型の私は、"でも、全体的に大きいですしねぇ〜〜"なんて言ったら、"実際のサイズの問題じゃないのよね。大きくても、"キレる" お尻の人っているじゃない
" とのこと
そして、腰の下部から臀部のストレッチのやり方を教えて下さり、暫く続けたら、音が変わり出しました
その次の時には、"ゆる体操"と呼ばれている物の1つを教えて頂き、これまた毎日続けてたら、背中の張りや、脇腹が締め付けられていたのが緩み、腕が前より自由に使えるようになり、腰にも"動き"を感じれるように
そう、前までは、骨盤に腰の下部が埋まってしまってた感じで詰まってしまっていたのです
そこが、緩んでくれて、腰も使えるようになって来ました

1番最近では、衝撃の一言を言われ
私の手を見た先生が、ビックリした様子で、"なーんも開いてないね
それで、良く弾けてるねぇ
" って……
確かに、私は学生時代から、いや、小学校高学年くらいから、自分の手は、指が独立した感じがしない、丸まったまんま、というのが、他の生徒さん達、学校の級友たちと比べると、というのが悩みでした

ただ、師匠には、手を無理に広げようとしなくても良い奏法を教え込んで貰っていたので、ある程度はそれでカバー出来てたみたいです
が、師匠は西洋人男性の大きな手、私は東洋人女性の小さな手、なので、"無理させないように"気を遣って教えてくれてたのですが
その先生は日本人女性で、中でも小柄で手も小さくていらして
如何に、その小さい身体と小さい手を上手く使うか、ご本人も模索されて来たようです
先生の手は、小さいけれど、柔らかくて、とてもよく開きます
私は、掌の中の、指と指の間が詰まってしまって開いて無いから、自分で揉んでみたら
と、言って下さり、揉み始めたら…


掌の中だけではなく、全身が緩み出して、ビックリ
実は、私は、上半身を解すと、指が独立して行く感覚を掴みだし、その路線で行こう
と思ってて。手を開ける話の時に、その話を先生に持ち出すと、"その逆もあるかもしれないよ" と仰ってたのです

ホントにホントだーー

と、目からウロコ
毎日毎日モミモミしております


その結果……先月の師匠のレッスンで、音が豊かになって、ピアニッシモもも上手く出せるようになって、
君がやりたいと思ってる事を、もっと、音に出せるようになってる
という言葉を貰えました

結局、色々作曲家について勉強してみたり、理論やらなんやらやっても、最終的に、自分がこう弾きたい、という事を音に出すツールは身体
そこの状態や使い方に問題があると、出したい音や音楽が形になってくれないから、ココに行き着くんですよね

因みに、うちの師匠もその先生も、決して"奏法改造専門家"ではなく、音楽の事も解釈の事も沢山沢山教えてくれます
ただ、師匠は、いつも、"音楽性をつけろ、音楽についてもっと学べ"的な事は、私には殆ど言いません
"全て君の中にあるんだ
それをどうやったら引き出せるか、だ" との事
それが、私にとっては、奏法改造であったり、メンタル改造であったり、する訳ですよね

まだまだ、続くこの諸々の改造ですが

自分が表現したい音楽をピアノで音に出来るのは、何ものにも代え難い喜びであり、また、その音楽を聴いて下さった方々が心に何か良い物を少しでも貰って頂ける事が出来たら、この上ない幸せ
そんな腕を身に付ける為に、日々精進、楽しい事ばかりでは全く無く、苦しい事の方が多いんだけれど、良い物目指して、模索し続けるのが、仕事でもあり、楽しみでもある、のが、音楽家なのかな
なんて、語ってみたりして、今日の所はこの辺で


今日も、お付き合い下さいました方々、どうもありがとうございました

