今ちょうど、イタリアのジェノヴァで、第55回目のパガニーニ国際ヴァイオリンコンクールが開催されています🎻 数ある国際コンクールの中でも特に歴史のあるハイレヴェルな若きヴァイオリ二スト達の登竜門、となるものの1つ。私が学生時代、何年か年下の庄司紗矢香さんが史上最年少で優勝し、とても話題となり、その後彼女は、数少ない日本人の国際的ソリストとなりました



渡米後は、自分の勉強に忙し過ぎて、国際コンクール、いや、オリンピックですら、遠い星の話でしたが
今回のパガニーニ国際に注目しているのは、知ってるヴァイオリ二ストさんが出場してるとわかったから

前に漆原さんのレッスンを見学させて頂いた時に聴かせて頂き、お口あんぐり、にさせてくれた、福田廉之介君という、今18歳、高校生からスイスで勉強している将来がとても楽しみな少年



先週から始まった、現地での予選を見事通過、セミファイナルに進出が決まった所です
111名の応募者の中から、去年世界各地で予備予選が行われ、32人に絞られた所からのスタート
セミファイナルには、16人が残り、廉之介君を含め日本人は3人
現地予選には、因みに9人の日本人が残っていたようです

111名の応募者の中から、去年世界各地で予備予選が行われ、32人に絞られた所からのスタート
セミファイナルには、16人が残り、廉之介君を含め日本人は3人
現地予選には、因みに9人の日本人が残っていたようです
そこで、コンクールに関する記事とか、載って無いかなー、と英語で検索してみた所、興味深い記事がヒットしました
前回2015年に開催された時に審査員長を務めた、指揮者のファビオ・ルイージ氏が、ここ数ヶ月の間にその座を退いたそうなのです。恥ずかしくも、オーケストラや指揮者事情に疎いのですが、ルイージ氏が、今世界で高名な名指揮者のお一人な事は存じております

ルイージ氏が退かれた理由というのが。ルイージ氏は、コンクールの正当性、公平性を守る為に、世界的ヴァイオリンの名教師であり、この世界で色んな意味でパワーのある、ザハール・ブロン氏の関係者達、元お弟子さん達や彼と親しくしてる方々を、コンクールの審査員から一掃したそうです
今年開催のコンクールの為に準備も着々と進められてたそうですが……現地の色々な政治事情により、新しく選出された、芸術文化の分野を担当する地位に就かれた方が、ブロン氏に関係するヴァイオリニストさん達をコンクールの審査員に任命する、そして、ブロン氏をコンクールの国際使節のような形で雇う、と言い出したのだそう。その為、ルイージ氏は、このコンクールの審査員長の座を降りるしか無くなった、そんな感じで、下記の記事に書かれていました
今年開催のコンクールの為に準備も着々と進められてたそうですが……現地の色々な政治事情により、新しく選出された、芸術文化の分野を担当する地位に就かれた方が、ブロン氏に関係するヴァイオリニストさん達をコンクールの審査員に任命する、そして、ブロン氏をコンクールの国際使節のような形で雇う、と言い出したのだそう。その為、ルイージ氏は、このコンクールの審査員長の座を降りるしか無くなった、そんな感じで、下記の記事に書かれていました
ヴァイオリン界の人間関係事情に詳しい訳では無いですが、その新しい政治家の方がコンクールの審査員に招く、と言った人物のリストに載ってる日本人の辰巳先生が、ブロン氏と懇意なのは知っています
日本で一緒に講習会を開かれています。今売れ出している、若手人気ヴァイオリニストの服部百音さんは、辰巳先生とブロン先生の秘蔵っ子との事🎻

日本で一緒に講習会を開かれています。今売れ出している、若手人気ヴァイオリニストの服部百音さんは、辰巳先生とブロン先生の秘蔵っ子との事🎻最終的には、この記事でリストアップされてる面々とも顔触れは大分変わっていますが、記事にも登場し、今実際に審査員をされてるベルリンスキー先生は、別のルートで、公開レッスンを拝聴した事のある、知ってるお名前
例のコロラドのデュランゴでの夏期講習に講師に来られていたのです
狭い校舎や食堂でもお見かけしていました。ベルリンスキー先生のレッスンは凄く良くて、印象に残っています
私の好みの方向性のレッスンをされる方でした
当時はマンハッタン音楽院の教授でいらっしゃいました。ただ、ベルリンスキー先生を囲む人間関係は全然知らなくて
この記事の感じだと、ブロン先生の息がかかってるようです

例のコロラドのデュランゴでの夏期講習に講師に来られていたのです
狭い校舎や食堂でもお見かけしていました。ベルリンスキー先生のレッスンは凄く良くて、印象に残っています
私の好みの方向性のレッスンをされる方でした
当時はマンハッタン音楽院の教授でいらっしゃいました。ただ、ベルリンスキー先生を囲む人間関係は全然知らなくて
この記事の感じだと、ブロン先生の息がかかってるようです

私の好きなヴァイオリニストさん達の中には何人もブロン先生のお弟子さん達がいるので、ヴァイオリン教師としての力量には、全くマイナスな考えを持っていませんが、最近耳にする感じだと、国際コンクールの現場で権威を振りかざす横暴さも持ち合わせていらっしゃるのかもしれない、とは感じてました



2年ほど前の、ヴィエニャフスキー国際コンクール( ポーランドで5年に1度開催される主要ヴァイオリンコンクールで、漆原さんは、高校3年生で日本人初史上最年少優勝を飾られ、一躍スター演奏家になられました
) のライヴ中継を少し観戦したのですが
当時、まだ私のヴァイオリン熱が再発し出した頃で(笑) 、前情報を殆ど知らずに観て、たまたま服部百音ちゃんも観て、日本人だから、と応援していました
私のそのままの感想は、"良い感性持ってる子だけど、技術的完成度がちょっと低いな、硬さがまだある。まだ若いし、これからかな。" でした
そしたら、やはり予想通り次のラウンドへ進出出来なかったのですが……実は、百音ちゃんは、若い頃から凄い成績をジュニアのコンクールで残しており、シニアを凌ぐ勢いで、優勝候補の1人、とまで言われていたそうなのです
そして、ブロン先生と百音ちゃんのお母様は、この結果は不当だ、政治がかかってる❗️ブロン先生は更に、本選には、この場にいてはいけない人達がいた、とまで仰ってたとの事
因みに、その時のヴィエニャフスキー国際の審査員長は、ブロン先生の愛弟子な人気ヴァイオリニスト、マキシム・ヴェンゲーロフ氏
一体師弟間に何が
私もここまで演奏専門の道を歩んで来たら、それなりの判断基準は身に付いてる自負もありはするから、そのエピソードを聞いて、うーーーん、どうなんだろーーー

という感触です。

) のライヴ中継を少し観戦したのですが
当時、まだ私のヴァイオリン熱が再発し出した頃で(笑) 、前情報を殆ど知らずに観て、たまたま服部百音ちゃんも観て、日本人だから、と応援していました
私のそのままの感想は、"良い感性持ってる子だけど、技術的完成度がちょっと低いな、硬さがまだある。まだ若いし、これからかな。" でした
そしたら、やはり予想通り次のラウンドへ進出出来なかったのですが……実は、百音ちゃんは、若い頃から凄い成績をジュニアのコンクールで残しており、シニアを凌ぐ勢いで、優勝候補の1人、とまで言われていたそうなのです
そして、ブロン先生と百音ちゃんのお母様は、この結果は不当だ、政治がかかってる❗️ブロン先生は更に、本選には、この場にいてはいけない人達がいた、とまで仰ってたとの事
因みに、その時のヴィエニャフスキー国際の審査員長は、ブロン先生の愛弟子な人気ヴァイオリニスト、マキシム・ヴェンゲーロフ氏
一体師弟間に何が
私もここまで演奏専門の道を歩んで来たら、それなりの判断基準は身に付いてる自負もありはするから、そのエピソードを聞いて、うーーーん、どうなんだろーーー

という感触です。そして、ルイージ氏自身が、上記の記事にご自分の、国際コンクールというものの在り方への考えをはっきりさせるコメントを書いてらっしゃいました
"国際コンクールは、演奏家としてのキャリアのスタートとなる舞台で、それまでの音楽院での勉強の延長ではない。高名なヴァイオリニスト達だけが審査をしても、その後のキャリアには繋がらない。オーケストラの指揮者や、音楽マネージメントの有力者達、他、別のジャンルの人達が優勝者、入賞者達を、演奏家としてのキャリアに導く事が出来る。自分はヴァイオリンを弾かないが、ヴァイオリニストの力量を判断する力は充分に持ってる。"
"国際コンクールは、演奏家としてのキャリアのスタートとなる舞台で、それまでの音楽院での勉強の延長ではない。高名なヴァイオリニスト達だけが審査をしても、その後のキャリアには繋がらない。オーケストラの指揮者や、音楽マネージメントの有力者達、他、別のジャンルの人達が優勝者、入賞者達を、演奏家としてのキャリアに導く事が出来る。自分はヴァイオリンを弾かないが、ヴァイオリニストの力量を判断する力は充分に持ってる。" ざっくりこんな感じかと。ちゃんと考えた事無かったけど、確かに
と納得させられました
そう、このクラスの音楽家の方々なら、自分自身は弾かない楽器の演奏家達の良し悪し聴き分ける耳も知識も持ってるのです
自分も陥りがちなのですが、逆に自分が専門の楽器だと、好みへの拘りが強過ぎて、客観的に判断するのが難しくもあります

と納得させられました
そう、このクラスの音楽家の方々なら、自分自身は弾かない楽器の演奏家達の良し悪し聴き分ける耳も知識も持ってるのです
自分も陥りがちなのですが、逆に自分が専門の楽器だと、好みへの拘りが強過ぎて、客観的に判断するのが難しくもあります

兎も角、コンクールの審査の公平性、というのは、本当に難しい問題
そして、最近では、その為に、審査員の生徒は出場出来ない、という規定が設けられる事も増えて来ているようです
審査する側の様々な事情で、審査結果は動き得るのが音楽における国際コンクールの世界
スポーツのように、はっきりと点数に表せないし、また、点数にすべき物でも本来は無い。チャイコフスキーコンクールで優勝された諏訪内晶子さんが、前に、インタビューで、"国際コンクールの出方を知らずに挑戦してしまって、本来の実力を発揮出来ていない残念な例もある" と仰ってたのが、印象的でした
国際コンクール入賞者を多数輩出しているような先生方は、国際コンクール入賞へのステップの踏み方をご存知なのです
1番大きな重要なコンクールの数年前から、そこへ向けて、他のコンクールに出場させながら、準備万端にさせるみたいです
そして、最後には、審査員と出場者の関わりが大きく影響する事も、当然多かったようです

そして、最近では、その為に、審査員の生徒は出場出来ない、という規定が設けられる事も増えて来ているようです
審査する側の様々な事情で、審査結果は動き得るのが音楽における国際コンクールの世界
スポーツのように、はっきりと点数に表せないし、また、点数にすべき物でも本来は無い。チャイコフスキーコンクールで優勝された諏訪内晶子さんが、前に、インタビューで、"国際コンクールの出方を知らずに挑戦してしまって、本来の実力を発揮出来ていない残念な例もある" と仰ってたのが、印象的でした
国際コンクール入賞者を多数輩出しているような先生方は、国際コンクール入賞へのステップの踏み方をご存知なのです
1番大きな重要なコンクールの数年前から、そこへ向けて、他のコンクールに出場させながら、準備万端にさせるみたいです
そして、最後には、審査員と出場者の関わりが大きく影響する事も、当然多かったようです
だからこそ、国際コンクール優勝を狙う所で頑張ってる演奏家の卵達は、コンクールを選び、更には、数も受け、チャンスを掴める確率を上げるようです

私自身は、そもそも、コンクールで好成績を収めれるような所でやって来てないし、また、緊張しいなので、結局それなりの演奏すら出来ず、という事が殆どでしまが…
アメリカで、師匠と頑張って、自分の中では手応えの感じる力量アップを遂げた頃、この、審査の裏側の政治事情、とやらで、本当に嫌な思いをする羽目になりました
詳しくは書けませんが、学校内部での事だったので、周りでその時、そしてその後起こった事が、かなり自分にはキツく、反吐を吐くような思いをしました
そして、そこから立ち直るのにも、吹っ切るのにも、かなりの時間を要しました

詳しくは書けませんが、学校内部での事だったので、周りでその時、そしてその後起こった事が、かなり自分にはキツく、反吐を吐くような思いをしました
そして、そこから立ち直るのにも、吹っ切るのにも、かなりの時間を要しました
でも、だからこそ、この手の事に興味が行くようになり、色々な事情が耳に入り、目に入り、となるように
その時、色んな方々に、"最終的には、これで1番良かった、と思う時が来るから" というアドヴァイスを頂きましたが、本当にその通り、辛かったけど、結果的には自分の人生に良いように働いた、と思えるようになりました

そのチャンスを逃したからといって、諦めずにやり続ければ、他にも道はあり、他にも機会はある。挑戦し続ける事が大事
とても良い人生勉強でした
こういう事も、沢山の経験を積み重ねて、踏ん張って踏ん張って今の境地まで来た師匠から学んだ大事な教えです


その時、色んな方々に、"最終的には、これで1番良かった、と思う時が来るから" というアドヴァイスを頂きましたが、本当にその通り、辛かったけど、結果的には自分の人生に良いように働いた、と思えるようになりました

そのチャンスを逃したからといって、諦めずにやり続ければ、他にも道はあり、他にも機会はある。挑戦し続ける事が大事
とても良い人生勉強でした
こういう事も、沢山の経験を積み重ねて、踏ん張って踏ん張って今の境地まで来た師匠から学んだ大事な教えです

本当に、ややこしい裏事情が音楽業界には色々あるけど、真の意味で良い演奏家・音楽家・教育者を輩出する仕組みを作って行って欲しい物だなぁ、と思います
営利目的だけに走ると、今目先の客席は埋めれても、将来的には、クラシック音楽の衰退を更に進める結果になる気がするので……

営利目的だけに走ると、今目先の客席は埋めれても、将来的には、クラシック音楽の衰退を更に進める結果になる気がするので……何だか長ーーーくなってしまいましたが、こういう話に興味があられて、お付き合い下さった方々いらしたら、ありがとうございました


