「風の万象」というタイトルの1冊の本が届いたのは2年前。
社会人になって初めての上司の著作に感激し
それからも何度か電話でお話して、
今年お会いした際も次作の催促をしたのでした。
癌を患っておられることをお聞きし
それでもきっと克服されて飄々と老後を楽しまれるものと信じきっていました。
7月31日に逝去との訃報にただただ驚いて、信じられなくて、
現実を受け入れられずにいました。
築地本願寺でのお通夜でも、まだ信じられなくて。
同行した同期の友人が
「棺がちっちゃかったね。」
祭壇が大き過ぎたんだよ。
若くて、尖っていて、呆れるほど子供だった
新卒社員の私はなかなか厄介な部下だったと今にして思います。
そんな部下を退職後も気にかけてくださって
自慢のビーフシチューや2度揚げが美味しさの秘訣のカツなど
ご自宅に呼んで振舞ってくださったことが何度もありました。
ご主人はキッチンで、奥様はリビングでお話相手をしてくださる
素敵なご夫婦でした。
今年2月には同職会を企画していただいて
それをきっかけに私たちは同期会で集まることもできました。
同期会に特別参加いただいた2か月前が最後になってしまいました。
淋しさがだんだんとこみあげてきます。
「人生はひまつぶし」
著作のあとがきにあった言葉です。
ひまつぶしの準備万端にあまりにも早く旅立たれてしまいました。
旅立たれた先では先に逝かれた方たちとひまつぶししながら待っていてくださいね。
ありがとうございました。